cseas nl75 年次報告会 ASEAN研究プラットフォーム

『日ASEAN協働による超学際生存基盤研究の推進』

石川登(京都大学東南アジア地域研究研究所)

東南アジア地域研究研究所の基幹プロジェクトの一つである『日ASEAN協働による超学際・生存基盤研究の推進』のもとに設置された附属センター「ASEAN研究プラットフォーム」の年次集会が2020年2月12日に稲盛財団記念館で開催されました。

 

 「ASEAN研究プラットフォーム」は、学術の分野・領域を超えて、多様な知識や技術を、産・官・学・市民社会から超学際的に結集することにより、21世紀の国際社会にみられる喫緊課題の解決を目指しています。現在、次世代形成プログラムとアセアン・ローカル・イニシアティブの2つのプログラムが実施され、若手研究者や実務者の頭脳循環ならびアセアンからの研究者のキャパシティ・ビルディングが進んでいます。

 本年次集会では、若手フェロー1名(Julie Ann Delos Reyes)と、4件のアセアン・ローカル・イニシアティブとしてSeto Priyambodo (マタラム大学医学部, インドネシア)、Milena Rangel (東ティモール外務省ASEAN局長)、Ian A. Navarrete(南レイテ州立大学、フィリピン)、Irendra Radjawali(NGO、インドネシア)の諸氏が成果発表を行いました。