English | 生存基盤 | 東南研
京都大学生存基盤科学研究ユニット
京都大学東南アジア研究所
山 地 研 究 会
ISS融合研究プロジェクト
「山地生態資源の持続的利用のための技術融合
と制度設計 −東南アジアを中心として−」

−研究の背景−

−研究の目的と内容−

 本研究は,東南アジア大陸部を中心とする山地を対象地域として,市場経済の浸透や近代的資源管理制度の導入などによる住民の生態資源利用の変化過程を明らか にし,グローバリゼーション下での生態資源の持続的利用のための技術融合と制度設計を提示することを目的としています。

 東南アジア大陸山地部は,いわゆる少数民族が居住し,それぞれの国にとっての辺境を構成しています。すなわち脆弱な自然環境下で社会的弱者が暮らしてい る地域と言えるでしょう。またそこでの生活・生業システムは,近年まで,土地,水,森林,動物,そして村落をベースとする社会的ネットワークなどの個別地 域に固有の生態資源に依存したものでした。ところが近年,国内外からの介入により,急激な環境劣化と資源利用技術・制度の改変を経験しています。

 本プロジェクトでは以下の点に着目して研究をおこないます。

(1)山地部における村落研究や生態資源利用の技術・制度に関する個別研究などの研究蓄積を生存基盤という観点から再検討し,生態資源利用の持続性の規定要因を明らかにします。
(2)中国・雲南省を含む東南アジア大陸山地部に複数の調査地域を選定し,フィールドワークによって,住民の生態資源利用の技術と制度の変化過程を明らかにします。
(3)山地生態資源の持続的利用を実現するグローバル−ローカル調和型の技術融合と制度設計を提示します。

 
 
山地の風景 (6)
-長江上流部に位置するチベット村落の風景-
雲南省北部の長江流域,チベットの人びとが生活する地域において,村落は河岸よりもむしろ山腹に集落が分布する傾向があります。こういった村落からは遠くヒマラヤの山々を望むことができ,非常に雄大な景色が広がっています。
 
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「山地生態資源の持続的利用のための技術融合と
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