海外拠点大学との遠隔講義は2008年に開始以来、東南アジアの拠点大学へ英語による遠隔講義を配信し、教育のグローバル化を推進することに中心的役割を果たしてきました。KSI(Kyoto Sustainability Initiative)プログラムに始まった英語による遠隔講義による国際発信は、地球環境学舎修士課程向け講義に引き継がれています。今日、地球環境学堂が統括する、グローバル30プログラム内の国際環境マネジメントコースにおいて講義を提供し、これは遠隔講義としてインドネシア・バンドン工科大学と接続してインドネシアからも参加する双方向の教育を実施し、地球環境学堂以外の研究科の学生も多く参加しています。また、慶應大学と連携して、全学共通科目として英語による遠隔講義も実施しています。これは、京都大学・慶應義塾大学合同 Workshop ASIA 100として、京大内の学術メディアセンターと共同で、毎回、京都大学吉田南キャンパス・慶應大学藤沢キャンパス、同大学日吉キャンパスおよび、バンコクやジャカルタなどのアジアの拠点を結んで、いずれかの大学ないしアジアの拠点から講義を行い、相互接続した教室で学生が同時に授業に参加し討論を繰り広げるものです。この慶應大学との連携プログラムは今年で5年目に入っています。