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Center forSoutheast Asian Studies Kyoto University

研究所紹介

大学院・学部教育

アジア・アフリカ地域研究研究科: 統合地域論講座(協力講座)

1998年4月、アジア・アフリカ地域研究研究科が発足しました。この研究科は、東南アジア地域研究専攻・アフリカ地域研究専攻・グローバル地域研究専攻の3専攻から構成されています。本研究科は5年一貫制の博士課程を設けており、学生定員は東南アジア地域研究専攻10名、アフリカ地域研究専攻12名、グローバル地域研究専攻8名の計30名です。本研究科の構成は以下の図のとおりです。

東南アジア研究所は、東南アジア地域研究専攻の統合地域論講座を協力講座として担当し、教授5名、准教授3名をあてています。さらに、研究科共通科目担当にその他の教授・准教授全員があたり、研究所をあげて大学院教育に参加しています。

本研究科の大きな特徴の一つは、集団指導体制にあります。本研究科に入学した1回生は主指導教員1名に加えて副指導教員2名を自主的に選ぶことができます。この制度によって、学生は専門分野横断的な研究課題を設定することができ、それに関して対面的なアドバイスを受けることができます。学生は、5年一貫制教育の中で、長期にわたる本格的なフィールドワークを実施し、地域の生態・社会・文化の相互関係を総合的に把握する能力を養うことができます。

2010年4月時点の在籍数は、研究科全体で169名、東南アジア地域研究専攻に96名です。このうち13名(2010年4月現在)が統合地域論講座に所属し、東南アジア研究所教員を主指導教員としています。

2010年4月までに、統合地域論講座から24名の学生が博士論文を提出して学位を取得しました。

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医学研究科社会健康医学系専攻

社会健康医学系専攻は、京都大学大学院医学研究科の新しい専攻として2000年4月にスタートしました。当初は修士課程のみでしたが後に博士課程も追加されるとともに、修士課程は2004年4月からは専門職大学院に改組されました。東南アジア研究所の教員のうち2名が協力講座として参加し、社会生態学講座内の環境生態学分野と人間生態学分野を担当し、教育と研究に貢献しています。2005年4月現在で、両分野で合計5名が修士課程を修了しました。

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人間・環境学研究科: 東南アジア地域研究講座

人間・環境学研究科の第2専攻(文化・地域環境学専攻)が1993年度に発足するとともに、当研究所(当時は東南アジア研究センター)の教授・助教授ほぼ全員が東南アジア地域研究講座(協力講座)担当として参画し、当研究所の5部門14分野に沿った授業科目を設けて学生を募集してきました。各年度の入学者数は、1993年度6名(うち留学生1名)、94年度4名(うち留学生3名)、95年度4名、96年度3名、97年度3名でした。1998年度以降は、アジア・アフリカ地域研究研究科(ASAFAS)の発足にともない、学生を募集していません。

2003年3月をもって、在籍していた学生は全員ASAFASに移籍し、この講座は廃止されました。学生各々が、東南アジアに自分のフィールドを持ち、長期にわたる現地調査研究を通して地域を総合的に研究するというスタイルは、ASAFASでの教育に受け継がれています。

2003年3月までに、5名の学生が博士の学位を取得しました。

農学研究科: 熱帯農学専攻

1981年に農学研究科に熱帯農学専攻が設置され、当研究所(当時は東南アジア研究センター)の農学系の教授、助教授らが協力講座として熱帯稲作論、熱帯地文環境論、熱帯水文環境論の3講座を担当してきました。熱帯農業に関連した環境、生態、農村発展論などに関して長期のフィールドワークを中心とする教育を行い、これまでに計27名の修士ならびに博士修了者を送り出しました。この内、留学生は11名で、大半が博士号を取得して帰国し、それぞれの職場で活躍しています。

なお、熱帯農学専攻は、農学部・農学研究科の改組にともなって1996年をもって廃止されました。