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Center forSoutheast Asian Studies Kyoto University

出版

各種出版物

『東南アジア研究』(和文学術誌)

『東南アジア研究』は、東南アジア研究所が京都大学に学内措置として設けられた1963年に、日本語・英語による季刊学術誌として創刊されました。以来レフェリー制度のもと、自然科学分野から人文・社会科学分野にわたる多様な分野の東南アジア地域に関する論考を掲載してきました。 本誌は、現地で収集したオリジナルな資史料に基づいた研究とともに、地域間比較ならびに俯瞰的・総合的研究を重視しており、その特色は、単独の論考とともに、年に1―2回の割で組まれてきたテーマ特集号にも如実に現れています。今後も個々の地域社会に根差した最先端の問題提起を積極的に発信していきたいと考えています。

なお、英文誌Southeast Asian Studiesの創刊を受け、2012年度より年2回(7月末日・1月末日)刊行の和文誌に移行しました。今後も個別論文・書評を掲載するのみならず、特集号も企画してゆく予定です。

Southeast Asian Studies (英文学術誌)

2012年4月、『東南アジア研究』の姉妹誌として創刊。東南アジア地域研究に関する最新の優れた研究成果を公表し、国内外の研究者の対話と共働の場となることを目指し刊行しました。東南アジア地域内の事象や話題について広く深く掘り下げ議論し、地域の内在的理解を深める一方で、俯瞰的・総合的研究を通し東南アジアの全体像の解明に取り組んでいます。また、多様なアプローチによる論考を所収することにより、人文学・社会科学分野と自然科学分野の橋渡しとなりたいと願っています。

Article、Book Review、 Research Reportならびに著名な研究者による最新の研究展望をお届けするThemes and Perspectives からなる混載号に加え、年1回の割で特集号を企画しています。なお、最新号も含め、掲載論文すべてのPDFを本誌HP上で公開しています。

Kyoto Review of Southeast Asia

Kyoto Review of Southeast Asia(KRSEA)は、国内的に高い評価を得た出版、データベース、論文等を国際的に広く紹介し、東南アジア研究の交流を促進することを目的として、2002年4月、京都大学東南アジア研究センター(当時)から創刊された電子ジャーナルです。東南アジア諸国の言語は多岐に渡り、研究者間の意見交換の障害の一要因と考えられることから、KRSEAでは現地語から英語、英語から現地語への翻訳を掲載することで、大学研究者のみならず、NGO、ジャーナリズム、文化交流に携わる方々の相互理解や様々な取り組みを促進する一助となることができると考えています。

毎号1つのテーマに沿って一般書籍や研究書の書評、新聞記事やフィールド調査でのインタビュー、会議報告書などを掲載しています。KRSEAは読者および投稿者のネットワークを広げ、遠隔地からでも容易にアクセスできるインターネット上の電子ジャーナルとして年2回刊行されています。

当初、翻訳は要約のみを対象としたが、2006年からはテキスト全文を日本語、英語、タイ語、インドネシア語、タガログ語で掲載するようになった。また、オーディオやビデオ放映も可能となり、いっそう多彩な企画を進めています。

Kyoto CSEAS Series on Asian Studies

本シリーズは、欧米中心の英文出版に対して、質・量ともにレベルアップしているアジアからの地域研究の成果を発信していくニーズの高まりを受け、2009年に創刊されました。京都大学学術出版会とシンガポールのNational University of Singapore Pressとの共同で出版しています。

アジアのみならず欧米の読者を対象としており、販路の広いものですが、それだけに広い読者層を意識し、アジア研究に一石を投じるような、問題意識が鮮明でかつ緻密な議論を展開する学術書を目指しています。査読はシンガポール国立大学出版会と東南アジア研究所出版委員会との協議の上、専門分野で活躍する外部研究者数名に依頼して行っています。査読・改訂等が終了後、制作はシンガポールで行います。

地域研究叢書

1995年、東南アジア研究センター(当時)と京都大学学術出版会との間で覚書が交わされ、『地域研究叢書』が誕生しました。この叢書は、センター創立30年の節目に、これまでの蓄積のうえに地域研究のあるべき姿を求めていくうえで重要な発信の場として創設されたものです。現在、東南アジアはグローバル化の渦中にありますが、今こそ個々の地域に根差した地域理解、そして地域に即した世界認識が必要とされています。本叢書は、その課題に積極的に取り組むために、オリジナルな調査・資料に基づく、綿密な分析と独創的な着想による、地域研究への貢献となる書籍の出版を目指しています。おかげさまで、本叢書からは多くの受賞作が生まれていることも、学術的なレベルの証左となっています。創刊当初は主に所員の発表の場でしたが、2000年からは外部からの投稿を受け付けるようになりました。本叢書は、東南アジア研究所出版委員会が専門家三名による厳正な査読を経て、出版を認めるものです。

Kyoto Area Studies on Asia

上記和文叢書と姉妹版の英文叢書として、1999年に創刊されたもので、京都大学学術出版会とオーストラリアのTrans Pacific Pressとの共同で出版しています。和文叢書同様、創刊当初は主に所員の発表の場でしたが、2000年からは国外も含め、外部からの投稿を受け付けるようになりました。創刊の趣旨は和文叢書と同様、これまでの蓄積のうえに地域研究のあるべき姿を求め、かつ日本やアジアからの研究発信を盛んにすべく創設されたものです。現在、東南アジアはグローバル化の渦中にありますが、今こそ個々の地域に根差した地域理解、そして地域に即した世界認識が必要とされています。本叢書は、その課題に積極的に取り組むために、オリジナルな調査・資料に基づく、独創的な着想と綿密な分析により、地域研究に貢献する書籍の出版を目指しています。本叢書は、東南アジア研究所出版委員会が国内外の専門家三名に依頼する厳正な査読を経て、出版を認めるものです。

東南アジア研究叢書

東南アジア研究センター(当時)の草創期に活躍され、官制化を目前にして急逝された棚瀬襄爾博士の『他界観念の原始形態』が、1966年「東南アジア研究叢書」の第一巻として刊行されました。その後、第四巻からは出版を創文社に委託し、24巻にいたりました。その内訳は、所員ならびに関係者による単著が14巻、論文集が8巻、翻訳書が2巻ですが、論文集には、10周年、15周年、20周年の節目に所員の代表作を集めて編まれたものもあり、その一巻一巻が東南アジア研究の新しい地平を切り開いてきたといえるかもしれません。1991年以降、刊行されていません。

Monographs of the Center for Southeast Asian Studies

1966年に創刊され上述東南アジア研究叢書と足並みをそろえ、東南アジア研究センター(当時)から出版された英文叢書です。第七巻からは、ハワイ大学出版会に出版を委託し、現在21巻を数えます。東南アジア研究所出版委員会が外部者に委託した査読の後に、ハワイ大学出版会独自の査読があります。学術的に先進性が見いだせるのみならず、広い読者を望めるものとするための出版社としての査読となります。アメリカの大学出版会として広い販路を持ちますが、内容にはかなり立ち入ったエディティングがなされます。

研究報告書シリーズ

研究報告書シリーズは、シンポジウムの報告書、科学研究費補助金による海外学術調査の報告書、その他研究奨学金を受けて行った研究の報告書など、各種のものを含んでいます。

CSEAS Bibliographical Series

東南アジア研究資料の文献目録や文献解題などの公開を目的としています。

Kyoto Working Papers on Area Studies

Kyoto Working Papers on Area Studies は、京都大学の地域研究統合情報センター、大学院アジア・アフリカ地域研究研究科、アフリカ地域研究資料センターならびに東南アジア研究所が共同で出版するシリーズです。この4部局に所属する教員、若手研究者、大学院生のオリジナルな研究成果をシリーズでお送りします。(2007年7月、上記4部局が参加するグローバルCOEプログラムが発足し、以後、G-COEのサブシリーズを設けていました。)

その他の出版物

東南アジア研究所に所属する所員の著書を紹介します。