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映像で見る東南アジア各資料についてフォトアルバムフォトアルバムは東南アジア研究所の研究者(元所属も含む)がフィールド調査で撮影した映像を通じ東南アジアおよびその周辺地域の自然の胎動や人びとの営みの一瞬を切り取りご紹介するページです。 佐藤コレクション写真家佐藤多紀三氏は、第二次世界大戦時、従軍カメラマンとして東南アジアに出かけて以来、戦後もあまり人が訪れることのなかった東南アジアの「奥地」にまで足を延ばし、各地の自然・文化・生活にかかわる貴重な写真を撮り続けてこられました。『インドネシア民族文化』(雄山閣出版、1989)の著者として、あるいは『毎日グラフ』や『ザ・ステータス』に掲載された写真を通じて、氏のお名前をご存じの方も多いかと思います。大量の写真類を残して佐藤氏が亡くなったため、1998年秋、ご遺族からこれを東南アジア研究センター(当時)へ寄贈したいとの申し入れがありました。佐藤氏は、生前から、この写真類を東南アジアの研究や教育に役立ててくれる機関に寄贈したいという希望を持っておられたそうです。 それを受けて、早速、当時の資料部長・阿部教授が、佐藤氏の甥の小野瑞樹氏を訪ね、残された写真類を実見し、それらが当センター(当時)にとって大変貴重なコレクションとなることを確認して、当センター(当時)として正式に寄贈を受けることになりました。佐藤氏の妹の小野浩子氏から1998年12月に寄贈された資料は、スライド約2万点、写真プリント約1万5千点、ネガフィルム約1万点で、撮影場所はインドネシア各地を中心にタイやフィリピン、シンガポール、南太平洋諸国におよんでいます。 当研究所では、寄贈された資料をもとにほぼ全てのスライド、ネガフィルム及び写真プリントをデジタル化し、また佐藤さんご自身が残された撮影記録に基づき画像を地域別に分類し「佐藤コレクション」としてホームページ上で公開することにしました。この貴重な資料がみなさんの学術研究や教育の一助となれば幸いです。 ご寄贈いただいたご遺族の方々に、この場を借りて改めてお礼申し上げます。 *「佐藤コレクション」の地域別分類は佐藤多紀三さんの分類記録によるものです。分類記録が不完全なもののため、地域別分類は必ずしも正確ではない可能性があります。 |
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