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Center forSoutheast Asian Studies Kyoto University

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国内研究会

東南アジアの自然と農業研究会 121回定例研究会 2005/6/24開催

テーマ 
「ラオス中部の丘陵地における土地利用と住民生業」
発表者
小坂康之氏(京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科)
発表要旨
最近、人々の居住地に隣接する身近な自然への関心が高まる中で、自然環境利用に関する在来知識が再評価されている。
本発表では、ラオス中部の丘陵地における人々の資源利用を、スライドをまじえて紹介する。同地方では、丘陵上の地形に応じて林地、焼畑耕作地、草地、水田、屋敷地など、複数の土地利用タイプがモザイク状に分布している。そしてそれぞれの土地利用タイプにおいて、栽培植物だけでなく、野生動植物が日常的に採集されている。この調査事例について、①在来知識は柔軟に変化するという視点、②異なる地理スケールで分析する視点、③異なる地域との比較の視点、の3つの視点から考察する。