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Center forSoutheast Asian Studies Kyoto University

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科研費プロジェクト

「グローバル化時代のバンコクにおける構造変化とインフォーマルエコノミーの検証」
研究代表者:遠藤 環

研究目的
本研究の目的は、グローバル化時代のタイのダイナミズムと構造変化、そして都市内部の重層性を抽出することにある。特に、1990年代後半以降の「経済」の構造変化と、それに伴う「労働」市場の再編成が、都市下層の「労働」と「生活」の側面に与える影響とその相互作用を明らかにすることが目的である。
現代の新しい様相を把握する際に、単なる[普遍的モデル]を適用するのではなく、一方で国際分業やグローバル化のインパクトを把握しつつ、他方で、国家、地域、もしくはコミュニティのダイナミックな動きとその相互作用を把握する必要がある。しかし、グローバル化時代の複雑な様相は、上から眺めているだけでは解明できず、また公式統計にも充分に反映されていない。したがって、本研究では、特定コミュニティ/インフォーマル経済従事者の調査(生産関係の把握、労働の実態と労働経験、生活水準)、企業調査、マクロな構造分析を、組み合わせることで、都市の内的・外的循環を明らかにし、その上で、グローバルな動きとローカルな地域、コミュニティの相互作用と、規定関係を分析することを目指すものである。  
フィールド調査一覧
  1. 調査期間:平成18年4月21日〜5月11日
  2. 調査地域:タイ・バンコク
  3. 調査内容:火災2週年のため、コミュニティでの行事に参加。およびチュラロンコーン大学で報告、研究会参加、など。
  4. 研究者名:遠藤環
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