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Center forSoutheast Asian Studies Kyoto University

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所内研究会

「大陸部新時代」研究会

代表者
小林 知 
概要
本研究会は、東南アジア大陸部における地域像の解明を目的とします。タイ研究を唯一の例外として、ベトナム、カンボジア、ラオス、ミャンマー(ビルマ)といった国々における臨地調査の実施は、長らく、ごく限られたものでした。しかし、1990年代以降徐々に門戸が開かれ、大学院生を中心とした若手研究者が留学・調査に赴いています。その後、現地社会の政治的状況の変化に即した形で調査活動の種類と範囲に変動がみられるものの、大勢としては、新たな資料や視点による研究成果の蓄積が進んでいます。本研究会は、院生を含む若手を中心に、人文社会系だけでなく自然科学系の研究者もあわせて招聘し、地域(村落、地方社会、国家)を対象とする学際的な議論の場を設け、その総合的な把握を試みます。

平成19年度の研究会

  1. 開催日:平成20年2月12日(火) 15:00~18:00
  2. 場所:京都大学本部構内 工学部4号館4階会議室(AA447)
  3. 報告者1:佐藤(伊藤)まり子(総合研究大学院大学 博士課程)
  4. タイトル:「「聖室(Thanh That)」に集う人々 ―現代ベトナム社会の実相に関する一考察―」
  5. 報告者2:田中浩典(東京外国語大学大学院 博士後期課程)
  6. タイトル:南ベトナムにおける大乗・上座仏教の接触 ―ベトナム乞士派仏教の形成と展開を通して―」
  1. 開催日:平成19年11月3日(土)-4日(日)
  2. 場所:東南アジア研究所 東棟2階第1セミナー室(207)
  3. 報告者と論題:
  4. ・神田真紀子(東京大学大学院 人文社会研究科 博士課程)「保護領政権下のベトナム人リクルートについての一考察」
    ・山田裕史(上智大学大学院 外国語学研究科 博士後期課程)「カンボジア人民党による「一党支配型」権威主義体制の構築: パリ和平協定後の「国家政党」への変容」
    ・松井生子(広島大学大学院 社会科学研究科 博士後期課程)「カンボジアの地方権力とベトナム人: :Prey Veng州Peam Chor郡B村の事例から」
    ・朝日由実子(上智大学大学院 外国語学研究科 博士後期課程)「カンボジアにおける伝統染織関連産業の興隆: 消費社会化、グローバル化による影響を中心として」
    ・正楽藍(神戸大学大学院 国際協力研究科 学術推進研究員)「カンボジアの教育発展: 基礎教育拡充と学校教育をめぐる諸課題」
    ・小林知(京都大学東南アジア研究所)「再生から変容へ: ポル・ポト時代以後のカンボジア農村社会の復興について」
    ・堀美菜(東京大学大学院 農学生命科学研究科 博士課程)「トンレサープ湖における小規模漁業の役割: コンポントム州とコンポンチュナン州の事例」
    ・柳星口(上智大学アジア文化研究所 客員研究員)「カンボジアにおける漁業紛争と漁業改革:1990年代以降のトンレー・サープ湖地域の事例を中心として」
    ・野口博史(南山大学総合政策学部)「カンボジア歴史地域調査報告: 調査概念と方法論を中心として、2004〜2007年」