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Center forSoutheast Asian Studies Kyoto University

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過去のセミナー案内:19年度

 

2007年12月

Special Seminar of CSEAS Foreign Scholar on Peace Keeping in Aceh
  1. 日 時:平成19年12月25日(火)14:00〜17:00
  2. 場 所:京都大学東南アジア研究所 東棟2階会議室(E207)
  3. 報告者・話題
    1. Prof. Ikrar Nusa Bhakti (Director, Center for political Studies Indonesian Institute of Science, CSEAS Foreign Scholar)
    "Peace in Disguise? The Birth of Electoral Politics in Aceh"
    2.Dr.Asna Husin (Director, Peace Education Program in Aceh)
    "Post Tsunami Reconstruction of Aceh"
  4. 要 旨(Prof. Ikrar Nusa Bhakti)
    This article will describe and analyses situation in Aceh from conflict, to the peaceful settlement of dispute through the Helsinki Peace Accord, till two years after the implementation of the MoU. It begins with a brief history about the Aceh state prior to the Dutch occupation, followed by long period of war between the Acehnese and the Dutch during the colonial era, the Acehnese voluntarily joint the new Republic of Indonesia, and why the Acehnese wanted to be independent from Indonesia. It will be followed by how the central government in Jakarta tried to solve the problem of separatism in Aceh since 1950s, both through political and military solutions. The last part of this article will be a description and analysis about situation in Aceh post the Helsinki MoU, what will happen in Aceh if the new local government successful in delivering economic prosperity and maintain security in Aceh and what will happen if they fail.
  1. コーディネーター: 水野広祐(東南アジア研究所) 
第17回 映像なんでも観る会
久しぶりに「映像なんでも観る会」独自のプログラムです。開発や援助などに興味がある方、環境問題に興味がある方、NGO活動をされている方、是非ご参加下さい。
  1. 日 時:平成19年12月20日(水)15:00〜17:30
  2. 場 所:京都大学東南アジア研究所 東棟2階会議室(E207)
  3. 巨大な建造物であり高い技術で水を制御するダムは、多くの国で発展の象徴として扱われてきました。しかし、ここ10年ほど日本では無駄な公共事業の筆頭として槍玉に上がる存在と変わってきています。タイでも同様に住民の反対が強く「もう国内ではダムは作れない」とまで言われています。しかし、その変化がなぜ起きたのか、何があって反対する人々がいるのかは一般には分かりにくいと思います。今回は、タイで長くNGO活動をされてきた木口由香さん(京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科)をお迎えし、タイのダムを巡る1970年代の状況を取り上げた映画と、ダム反対運動の中で2000年以降に作られた作品、さらに日本で議論を呼んでいる熊本の川辺川ダムのドキュメンタリーを見ながらその社会的な背景について考えてみたいと思います。
  4. 作品1:Tongpan (1977) 63分
    Directed by Euthana Mukdasanit, Surachai Jantimatorn
    Produced by The Isan Film Group
    Written by Khamsing Srinawk, Paijong Laisagoon, Mike Morrow
    Starring Ong-art Ponethon
    Music by Surachai Jantimatorn
    Cinematography Frank Green
    Language Thai/Lao (English subtitle)
    Tongpanは1970年代、「民主主義」の普及のために地方を回っていた大学生が偶然出会った東北タイの農民をモデルにしたフィクションです。ダム建設によって土地を強制収用され、貧しい暮らしをするTongpanを、主人公の学生は研究者や役人がメコン河開発事業について討論するセミナーに誘います。しかし、発言をする前に結核を煩う妻を心配しTongpanは姿を消してしまう・・・。
    1970年代のタイで、学生運動の成功と軍事政権の復活の合間に偶然が重なってできたこの作品は、タイでは一時期上映が禁止されていたましたが、1995年にVCDとして再版され再び注目を集めています。主人公のTongpanを演じたOng-artは、元々ボクサーでしたが、この映画への出演をきっかけに、「東北タイの子」などにも俳優として登場しています。
    http://www.greentv.org/Tongpan/tongpan.htm より

  5. 作品2:Rebel with a Real Cause: The story of the fight for truth over the controversy of Pak Moon Dam (制作年不明) 30 分
    Produced by The people of Mae Moon Manyuen village, Assembly of the Poor
    Language Thai/Lao (English subtitle)

    Tongpanから20年後の東北タイ。1994年に建設されたパクムンダムに反対する地元の漁民たちは、1999年から約3年間、ダムに隣接した駐車場の敷地を占拠してMae Moon Manyuenと呼ばれる「村」を打ち立て、生活しながら抗議をする運動を展開しました。この運動の成功で、タイ政府から部分的なダム水門開放という譲歩を引き出しています。この間、運動のため様々な出版物やビデオ作品が登場しました。この作品もキャンペーンのために制作され、住民が何故パクムンダムに反対するのかを人々の声やニュースの映像でつづったものです。

    作品3:「ダムの水はいらん!」(東京ビデオフェスティバル2002 大賞受賞作) 20分

  6. 監督・撮影・編集:佐藤亮一 
  7. 言語:日本語

  8.   元となった映像は、熊本県のアマチュアビデオ作家・佐藤亮一さんがダム建設による利水事業差し止め裁判の証拠として裁判所に提出したものです。それに一部過去の記録映像を挿入し、20分の短編として再編集された作品が本編です。ダムの反対のために作られた一編が、はからずも現在の日本の公共事業の裏側を伝える作品となっています。
  1. コーディネーター: 北村由美(東南アジア研究所) 
東南アジア研究所 社会文化相関研究部門研究会
  1. 日 時:平成19年12月19日(水)16:30〜18:30
  2. 場 所:京都大学東南アジア研究所 東棟1階第一会議室(E107)
  3. 報告者: Mika Toyota(Asia Research Institute, National University of Singapore)
  4. 話 題:  "The Flow of Social Remittance: The Case of Unmarried Burmese Health Care Workers in Singapore".
  5. 要 旨:Since the mid-1990s the number of migrant nurses and health care workers from Myanmar has been on the rise in Singapore. The majority of these health care workers are tertiary-educated single females, which reflects the non-marriage trend in Myanmar. The percentage of tertiary-educated females remaining single in Myanmar is 41.3 percent at age 35-44 and 34.1 percent at age 45-54. (Jones 2004) This paper focuses on the value of remittances not only to those who receive them but also for those who send them. A large part of the voluntary remittances are sent back to support the education of siblings, health care expenses for the elderly parents and relatives, as donations to temples, or to support ordination rituals of younger male relatives. By doing so, it seems that the ideology of women as ‘nurturing mothers’ in the Buddhist value system is symbolically sustained and reconfigured despite their unmarried status and the fact that they are far away from home. Thus, by extending the concepts of ‘family remittances’ and ‘global chain of care’, this paper argues that while these Burmese migrant nurses are employed to care for the elderly and sick abroad, at the same time it enables them to symbolically practice “nurturing” roles for the people in their home country without actually getting married.
    The research findings of this paper is based on the survey questionnaire (n=412) among foreign health care workers for the elderly in Singapore, in-depth interviews with Burmese health care workers in Singapore and the opinion survey (n=552) on late marriage and family relations in Myanmar conducted in 2006-2007.
  6. * なお、発表は英語で行われます。
  1. 問い合せ先: 石川 登(東南アジア研究所) 
「アジアの政治・経済・歴史」研究会(2007年度第2回)
  1. 日 時:平成19年12月18日(火)15:00 - 18:00
  2. 場 所:京都大学東南アジア研究所 東棟2階第一セミナー室(E207)
  3. 報告者と論題:
    Professor George Bryan Souza(University of Texas, San Antonio)
    "An Anatomy of Commerce and Consumption: Merchants and Opium at Batavia over the Long Eighteenth Century"
    Professor Eric Tagliacozzo (Cornell University and CSEAS)
    "Opium Smuggling in Island Southeast Asia during the Long Nineteenth Century"
    Souza氏は、The Survival of Empire: Portuguese Trade and Society in China and the South China Sea 1630-1754 (Cambridge University Press, 2004) の、Tagliacozzo氏は、Secret Trades, Porous Borders: Smuggling and States Along a Southeast Asian Frontier, 1865-1915 (Yale University Press 2005, NUS Press 2007) の著者として知られ、東南アジア史のフロンティアを切り開いておられる歴史家です。
    Souza氏は、大阪で開催されるワークショップのために来日されますが、来年6月からCSEASにvisiting fellowとして来ていただきます。Tagliacozzo氏は、10月から1月まで、CSEASのvisiting fellowとして滞在されます。
    今回は、18世紀から19世紀にかけての東南アジアにおけるアヘン交易をめぐる2本の報告を中心に、現在日本の学界でも関心を集めているアジア交易圏の転換過程を幅広く議論したく存じます。
  4. 問い合せ先:杉原薫(東南アジア研究所) sugihara@cseas.kyoto-u.ac.jp 
G-COE若手養成・研究部会 第2回研究会
G-COE若手養成・研究部会では、11月、12月、1月の3回にわたって、次世代イニシアティブ研究助成の助成対象者の方々に研究計画を発表して頂くことになっております。その第2回研究会を、下記の日時・場所で開催いたします。ショートノティスで申し訳ありませんが、是非ご参加下さい。なお、第1回の時のアナウンスとは開催場所が異なっております。ご注意下さい。
  1. 日 時:平成19年12月18日(火)13:30 - 16:30
  2. 場 所:京大大学院アジアアフリカ地域研究研究科 会議室(工学部4号館4階東側447号室)
  3.  会場までのアクセスは下記URLをご参照下さい
     http://www.kyoto-u.ac.jp/access/kmap/map6r_y.htm
  4. 発表者とタイトル:(申請タイトル):発表時間は各15分+質疑応答
    1.遠藤環(京大東南アジア研究所 G-COE研究員)
    「都市におけるインフォーマル経済とコミュニティの機能:都市下層民の視点から」
    2.北村由美(京大東南アジア研究所 助教)
    「生存基盤としての宗教−世俗的イスラーム国家インドネシアにおける華人の宗教―」
    3.Ragil Widyorini(Mission Research Fellow, RISH Kyoto University)
    Evaluation of biomass production of plantation forest in tropical area: A case study of Acacia plantation forest, PT Musi Hutan Persada, South Sumatra, Indonesia
    4.風戸真理(京大地域研究統合情報センター 研究員)
    「現代モンゴルの都市と地方における貴金属の文化的な価値:銀製品に注目して」
    5.細田尚美(京大東南アジア研究所 非常勤研究員)
    「可能性としてのハイパー・モビリティ―生存基盤持続型社会の潜在力の表現としての人の移動に関する広域比較研究・序説」
    6.佐藤孝宏(京大東南アジア研究所 G-COE研究員)
    「東南アジア諸地域におけるバイオエネルギー生産と関連制度整備の現状調査」
    なお、第3回は以下の日程で開催予定です。
    第3回:2008年1月22日(火) 13:30−16:30
    場所:宇治(生存研)
    発表予定者:伊藤、藤田、海田、足立、加瀬澤、西
  5. コーディネーター:生方 史数 (東南アジア研究所)
G-COE第4回パラダイム研究会
今回は、農業発展径路に焦点をあてます。農耕の開始により人類は、人口支持力の増大、さまざまな技術の発達、定着型社会の展開、社会階層の分化、都市・国家の形成等を成し遂げてきました。農耕はまた地球環境に影響をおよぼし、地球環境の変化がさらに農耕に影響をおよぼすという循環を繰り返し、そのことが技術や制度にも少なからぬ影響をおよぼしたと考えられます。ある特定地域の農業発展径路を他地域との比較の視点を持ちながら理解することは、人類が生存圏を歴史的にいかに利用してきたかを理解することにつながり、今後の新しいパラダイムを構想するにあたって重要なトピックになります。みなさまの積極的なご参加をお待ちしております。
  1. 日 時:平成19年12月17日(月)16:00 - 18:00
  2. 場 所:
    京都大学東南アジア研究所東棟2階会議室
  3. プログラム:
    16:00-16:45
    「フロンティア社会と農業集約化−アジアの農業発展径路−」
      田中耕司(地域研究統合情報センター)
     16:45-17:00 コメント
     17:00-17:10 休憩
     17:10-18:00 総合討論
      (終了後、懇親会を予定)
  4. コーディネーター:柳澤雅之(G-COE事務局・京都大学地域研究統合情報センター)
第133回東南アジアの自然と農業研究
  1. 日 時:平成19年12月17日(月)13:30 - 15:30
  2. 場 所:
    東南アジア研究所 共同棟3階 講義室
     京都市左京区吉田下阿達町 46
     川端通り荒神橋東詰め
     *いつもと場所や時間が異なりますのでご注意ください。
  3. 報告者:甲山 治 氏 (京都大学防災研究所)
  4. 話 題:「中央アジア・アラル海流域の水問題に水文学が果たすべき役割」
  5. 要 旨:
    大規模灌漑によってアラル海が干上がった中央アジアのアムダリア・シルダリア流域には、水に関する多くの問題が存在する。それらを水資源および水循環の視点から考察するとともに、今後どのような研究活動が現状問題の解決に必要であるかを,実際の事例をもとに議論したい。
  6. 問い合わせ先:
    佐々木綾子 京都大学大学院農学研究科(sasaki22@kais.kyoto-u.ac.jp)
    小坂康之 京都大学東南アジア研究所(kosaka@cseas.kyoto-u.ac.jp)
    田中耕司 京都大学地域研究統合情報センター(kjtanaka@cias.kyoto-u.ac.jp)
  7. WEB SITE: http://www.cseas.kyoto-u.ac.jp/seana/
G-COE シンポ「技術と社会のネットワーク−研究課題と展望」
グローバルCOE「生存基盤持続型発展のための地域研究」イニシアティブ4「地域の知的潜在力研究」では、次の要領でシンポジウムを開催する予定です。皆様のご参加をお待ちしております
  1. 日 時:平成19年12月14日(金) 14:00-18:00
  2. 場 所:
    京都大学吉田キャンパス本部構内、大学院アジア・アフリカ地域研究研究科・会議室
    (工学部4号館4階東側447号室)
    会場までの道のりは、以下のアクセス・マップをご覧下さい。
    アクセスマップ:http://www.kyoto-u.ac.jp/access/kmap/map6r_y.htm
  3. 趣 旨:
    本グローバルCOEがめざす持続型生存基盤パラダイムの創生のためには、世界のさまざまな地域における知的潜在力と、先端的な科学知識を架橋して、人間が生きる環境についての新たな存在論・認識論を打ち立てる必要がある。そのために有効なアプローチのひとつは、現代世界における科学技術と社会の関係に注目し、そのネットワークが生成する社会・生態的な動態に注目することであろう。これは、自然と文化、客観と主観、モノと人、物質・エネルギーと意味・価値などの二元論を超える視座を、わたしたちに要求する。その彼方に、もしかしたら、新たなパラダイムへの道筋がみえてくるかもしれない。本シンポジウムでは、人類学、地域研究、サイエンス・スタディーズ、生存圏科学などの諸領域の最前線において活躍する研究者にお集まりいただいて、技術と社会のネットワークについて、その研究課題と展望を論じていただく。結論を出すことを目的とするのではなく、わたしたちの知的可能性を未来へと開くために、問題を発見し、課題を設定することを試みたい。
  4. プログラム:
    14:00-14:05 趣旨説明 田辺明生(京都大学人文科学研究所)
    14:05-14:45 福島真人(東京大学大学院総合文科研究科)
    「科学・技術と社会?―STS研究の展望と課題」
    14:45-15:25 篠原真毅 (京都大学生存圏研究所)
    「宇宙太陽発電所の是非-宇宙技術と地域社会との連携」
    15:25-16:05 生方史数 (京都大学東南アジア研究所)
    「ユーカリ論議からみえてくるもの」
    16:05-16:20 休憩
    16:20-17:00 足立明 (京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)
    「人とモノのネットワーク」
    17:00-17:15 コメント 山越言 (京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)
    17:15-18:00 総合討論
    18:15- 懇親会
  5. コーディネーター:田辺明生(京都大学人文科学研究所)
第1回 英語出版に向けたワークショップ
本セミナーシリーズは、欧米における専門的な国際ジャーナルや大学出版会、もしくはアジアの各大学出版会から英語での出版を考えている若手研究者を対象として開催します。ゲスト講師を招いてのセミナー、および参加者が執筆中の原稿を持ち寄り、相互批評を行うワークショップの二部構成となっています。
セミナーに関しては、GCOEプログラムに関わる研究者や東南アジア研究所などの客員研究者、外部から講師を招聘し、海外での英語出版の経験とノウハウを共有して頂きます。また、国内外の大学出版会や出版社の編集者を招き、編集者の視点からお話をして頂くことも企画しております。ワークショップに関しては、一ヶ月に一度、通年で開催し、参加者の原稿(本や論文の英語原稿)を相互批評、検討することを通じて、最終的には全ての参加者が出版をする事を目指します。
今回のセミナーは、主に、社会人文科学分野を対象としていますが、将来的には、GCOEプログラムにおける文理融合の試みと知見を英語で出版することを奨励するようなワークショップへと発展させていく事を目指しています。
第一回目は、GCOEプログラムの拠点リーダーである杉原先生より、ご自身の経験やノウハウに関して、技術的な点や、出版事情も取り混ぜながらお話いただきます。本セミナーは、将来的に英語での出版を考えている若手の方、全てにオープンの会です。是非ご参加ください。
執筆ワークショップの参加者条件:博士号取得者で、博士論文の一部、もしくは全編を英語で書き直し、論文もしくは単著として公表することを考えている者。もしくは単著を英語で書く予定のある者。継続参加が条件となります(第2回目は1月に予定しています。また途中からの参加も可能です)。
  1. 日 時:平成19年12月13日(木) 16:00〜18:00
  2. 場 所:京都大学東南アジア研究所 東棟2階第一セミナー室(E207)
  3. 講 師:
    杉原薫(東南アジア研究所・グローバルCOE拠点リーダー)
    「The Bumpy Road to Oxford University Press」
  4. 使用言語:日本語
  5. *第一回目のセミナーの後、執筆ワークショップの参加者も募集いたします。
     セミナー終了後、懇親会を予定しています。是非ご参加ください。
  6. 連絡先:
    Patricio N. Abinales (CSEAS) abinales@cseas.kyoto-u.ac.jp
    遠藤環 (GCOE / CSEAS) endo@cseas.kyoto-u.ac.jp
拠点大学交流事業国際ワークショップ
”Private Faces of Power and Institutions in Southeast Asia”
  1. 日 時:平成19年12月6 - 7日
  2. 場 所:Royal City Hotel(タイ、バンコク)
  3. 共催:グローバルCOE「生存基盤持続型の発展を目指す地域研究拠点」
  4. プログラム:拠点大学事業のページへ
G-COE「人と自然の共生」研究会
「東南アジアと日本の森林をどう捉えるか? −生態学的な機能と人間による資源利用における地域間比較−」
  1. 日 時:平成19年12月4日(火) 13:00-15:00
  2. 場 所:京都大学東南アジア研究所 東棟2階第一セミナー室(E207)
  3. 趣 旨:
    自然資源をこれまでのように切り取って利用するのではなく、その地球規模で循環する力を最大限活用した制度や技術のあり方について議論することはイニシアティブ2班「人と自然の共生研究」の重要な課題の一つです。今回の研究会では、熱帯林における水や炭素などの物質の長期循環メカニズムに関する最新の研究成果を踏まえつつ、そうした生態学的特徴を持つ熱帯(東南アジア)の森林における資源利用の特徴を、温帯(日本)との比較の中で明らかにし、熱帯林における自然資源利用のあり方について考えます。
  4. 報告者と論題:
    • 小杉 緑子 (農学研究科)
       「東南アジア熱帯雨林におけるガス交換の諸特徴および温帯林との比較」
    • 谷 誠 (農学研究科)
       「長期の森林利用が水土流出に及ぼしてきた影響について」
    • 神崎 護 (農学研究科)
       「森林資源の現状とその利用:日本のスギ林はほんとうに劣化しているのか?東南アジアの森林の資源にどこまで頼れるのか?」
  5. コーディネーター:柳澤雅之(G-COE研究イニシアティブ2班「人と自然の共生」)
G-COE「環境・技術・制度の長期ダイナミクス」研究会
  1. G-COEイニシアティブ1班(「環境・技術・制度の長期ダイナミクス」)では下記のように研究会を開催します。ご関心のある方は是非ご参加ください。
  2. 日 時:平成19年12月3日(月)15:00 - 18:00
  3. 場 所:京都大学東南アジア研究所 東棟1階会議室(E107)
  4. プログラム
    ・石川登(東南アジア研究所)
      「バイオマス資源社会のミクロ・ヒストリー:サラワク北部クムナ流域社会から(1841-2007)」
      コメンテーター:河野泰之(東南アジア研究所)
    ・藤田幸一(東南アジア研究所)
      「小作農の世界・農業労働者の世界−日本の自治村落とバングラデシュ−」
      コメンテーター:友部謙一 (大阪大学経済学研究科)
    ・籠谷直人(人文科学研究所)
       「アジアの帝国とネットワーク」
      コメンテーター:杉原薫(東南アジア研究所)
  5. 問い合せ先:藤倉達郎(ASAFAS) fujikura@asafas.kyoto-u.ac.jp
基盤研究B(インドにおける労働集約型経済発展と労働・生活の質に関する研究)杉原科研研究会
  1. 第5回研究会を以下の要領で開催します
  2. 日 時:平成19年12月2日(日)13:00 - 17:30
  3. 場 所:京都大学東南アジア研究所 東棟2階第一セミナー室(E207)
    * 東南アジア研究所へのアクセスは、
    http://www.cseas.kyoto-u.ac.jp/about/access_ja.html を御参照下さい。
    * 現在、元の杉原研のあった北棟と、南棟の建物を取り壊し、新しく研究棟を建築中です。以前お使いいただいていた川端通り沿いの出入り口は工事中のため使えません。研究所北側の近衛通りから東棟にすぐの入り口がありますので、そちらからお越し下さい。
  4. 報告者と論題:
    • 神田さやこ 「19世紀前半期東部インドのエネルギー市場―石炭を中心に―(仮)」
    • 柳澤 悠 「南インド農村における経済変動と消費構造:村落調査の中間報告」
    • 大石高志 「近現代インドにおける自転車:日本製品の流通と使用に見る労働集約型社会の一断面」
  5. また、午後6時から、近くで懇親会を開きますので、ぜひご参加ください。
  6. 次回第6回研究会の日程・会場は
      2008年2月2日(土) 午後1時〜午後5時半 
      京都大学東南アジア研究所・東棟2階第一セミナー室(E207)を予定しております
  7. 問い合せ先:杉原薫(東南アジア研究所) sugihara@cseas.kyoto-u.ac.jp 
 

2007年11月

International Workshop on Sustainable Natural Resources Management of Mountainous Regions in Laos
  1. 日 時:平成19年11月30 日(金) 〜12月1日(土)
  2. 場 所:ラオス・ルアンナムター県会議場
  3. プログラム:PDF
  4. 主催:National Agriculture and Forestry Research Institute (NAFRI)/Department of Forestry (DOF)/Research Institute for Humanity and Nature (RIHN)/ Center for Southeast Asian Studies (CSEAS), Kyoto university
  5. 趣旨:
    近年の市場経済化や、自然保護をめぐる国際社会の動向の影響を強く受ける、ラオス北部の自然資源とその管理のあり方について、ラオス、中国、国際機関スタッフ、そして同地域でフィールド調査を行ってきた日本人研究者が議論する。
    本ワークショップは、総合地球環境学研究所がラオス国立農林業研究所や京都大学東南アジア研究所と共同で実施してきた研究プロジェクト「アジア・熱帯モンスーン地域における地域生態史の統合的研究」の最終成果を兼ねるものである。
西渕科研基盤(S)研究会
  1. 日 時:平成19年11月29日(木) 16:30〜
  2. 場 所:東南アジア研究所東棟2階会議室
  3. 報告者:細野ひろみ(京大大学院農学研究科准教授)
  4. テーマ: ベトナムにおける畜産開発と公衆衛生問題
  5. 報告要旨:
    ベトナムは、1986年に始まるドイモイ政策によって市場経済化が進み、ヒトやモノの移動が急速に活性化してきた。この間、経済も農業も急速に拡大し、所得の向上に伴って畜産物需要も順調な成長を見せている。そして、ベトナム人の食生活において主要な位置を占める豚肉のフードシステムをめぐる環境にも変化が見られる。本報告では、近年におけるベトナムの豚肉・肉豚流通と畜産衛生システムの変化を概観し、2006年度より実施してきた人獣共通感染症のサーベイランス調査について紹介する。
    報告内容は主に以下の3点である。1点目は、肉豚流通の展開に関するものである。市場経済化の進展により、都市と農村の機能的な分離が進む一方で流通システムも発展し、90年代には農村部から都市部へ大規模に家畜(肉豚)を輸送する業者の台頭がみられる。輸送手段や情報技術の普及に伴い価格情報の入手が容易になると、活動範囲はさらに広がり、少しでも高く売れる市場を求めて彼らは販路を変化させてきた。この様子について紹介する。肉豚が生産費の安価な農村部から消費地である都市部へ供給されることは、より効率的な生産・流通が行われる一方で、疾病の伝播も速度と範囲の面で拡大することを意味する。獣医サービスが不十分なもとではなおさらである。2点目は、90年代以降徐々に整備の進んできた獣医衛生関連法の拡充と、それに付随する屠場整備や検疫の実施状況について紹介したい。3点目は、現在進行中のサーベイランス・プロジェクトに関するものであ。肉豚生産段階におけるトキソプラズマ(Toxoplasma gondii)の抗体保有率に関する調査(2006-7年実施)と、フエ市周辺の屠畜場および小売店における細菌検査(2007年8月実施)について紹介する。
  6. 連絡先:藤田幸一(内線7321)
The 1st Kyoto University-LIPI Southeast Asian Forum: In Search of New Paradigm on Sustainable Humanospherea
  1. 日 時:平成19年11月26 日(月) 〜27 日(火)
  2. 場 所:Gedung Widyagraha Lt. 1, LIPI  Jl. Jendral Gatot, Subroto Kav. 10, Jakarta
  3. プログラム:PDF
  4. ポスター:JPG
  5. 主催:京都大学 G-COEプログラム/HAKU (Himpunan Alumni Kyoto University Indonesia)/.LIPI (Indonesian Institute of Sciences)