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Center forSoutheast Asian Studies Kyoto University

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所内研究会

「大陸部新時代」研究会

代表者
小林 知 
概要
本研究会は、東南アジア大陸部における地域像の解明を目的とします。タイ研究を唯一の例外として、ベトナム、カンボジア、ラオス、ミャンマー(ビルマ)といった国々における臨地調査の実施は、長らく、ごく限られたものでした。しかし、1990年代以降徐々に門戸が開かれ、大学院生を中心とした若手研究者が留学・調査に赴いています。その後、現地社会の政治的状況の変化に即した形で調査活動の種類と範囲に変動がみられるものの、大勢としては、新たな資料や視点による研究成果の蓄積が進んでいます。本研究会は、院生を含む若手を中心に、人文社会系だけでなく自然科学系の研究者もあわせて招聘し、地域(村落、地方社会、国家)を対象とする学際的な議論の場を設け、その総合的な把握を試みます。

平成20年度の研究会

    第三回「大陸部新時代研究会」
  1. 日 時:2008年 7月5日(土)~6日(日)
  2. 場 所:
    京都大学本部キャンパス内、総合研究2号館(旧工学部4号館)、4階東側・大会議室(AA447)
    http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/about/access.html
  3. スケジュール:
    <7月5日(土)>
    12:50~13:00
    趣旨説明
    13:00~14:10
    高橋宏明(東海大学教養学部)
    「フランス植民地期カンボジアにおける中央官僚の特質について」
    14:15~15:25
    傘谷祐之(名古屋大学大学院法学研究科博士課程)
    「フランス植民地期カンボジアにおける司法組織改革 ―1863年から1922年までの時期を中心として―」
    15:30~16:40
    池上真理子(上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科博士課程)
    「カンボジア国内における少数民族クーイの製鉄業 ―フランス植民地期史資料を中心に―」
    16:45~17:55
    澤田知香(奈良女子大学大学院人間文化研究科博士研究員)
    「クメール建築における木造建造物の復原的研究」
    18:00~19:10
    羽谷沙織(日本学術振興会特別研究員)
    「カンボジア古典舞踊教育にみる『クメール文化』の創出」
    19:30~
    懇親会
    <7月6日(日)>
    9:30~10:40
    米満愛(神戸大学大学院国際協力研究科博士課程)
    「カンボジア縫製業労働者の職務意識 ―意欲的労働力を促す要因は何か―」
    10:45~11:55
    吉田尚史(早稲田大学大学院文学研究科博士課程/精神科医)
    「カンボジア王国の精神医学・医療についての報告」
    昼食 ~13:20
    13:20~14:30
    石川晃士(名古屋大学大学院国際開発研究科博士課程)
    「市場経済移行期におけるカンボジアの農村・農業の変容と農業発展過程に関する研究― バッタンバン州の稲作生産システムを事例として―」
    14:35~15:45
    秋保さやか(筑波大学大学院地域研究研究科博士課程)
    「カンボジア農村社会における開発と住民組織 ―タケオ州トラムコック郡の事例から―」
    15:50~17:00
    佐藤奈穂(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程)
    「カンボジアにおける死別・離別女性の貧困回避と親族ネットワーク」
    総括~17:30
  4. 発表抄録:PDF
  5. 問合せ先:小林知(東南アジア研究所)(Tel: 075-753-7169)