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Center forSoutheast Asian Studies Kyoto University

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科研費プロジェクト

「冷戦期アメリカの知的ヘゲモニーとアジア地域政策―フォード財団の学術助成を中心に」
研究代表者:小泉順子

研究目的
現在、グローバリゼーションの進展中で地域をめぐる区分が流動化し、とりわけ中国が積極的なアジア地域政策を展開し、東アジア・東南アジアをめぐる地域構想にも大きな変化がもたらされつつある今日、冷戦期において、旧植民地勢力に代わってアメリカの主導の下に展開されてきた東南アジア研究など地域研究の学術史的再検討は、ポスト冷戦期のアジア研究を展望する上でも不可欠であると思われる。
 本研究は、冷戦期アメリカの学術研究機関におけるアジア研究の展開とアジア地域政策との関係を、財団、連邦政府、学術団体、大学などさまざまなアクターと、社会科学など諸ディシプリンの展開に着目し、地政学的な視点と学術史的観点から検討する。また、冷戦期アメリカの知的ヘゲモニーとアジア地域政策がもたらした帰結を、アジア側から、また中国の台頭という今日的視点から再吟味することを目的とする。