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Center forSoutheast Asian Studies Kyoto University

研究プロジェクト

科研費プロジェクト

「化石資源世界経済」の形成と森林伐採・環境劣化の関係に関する比較史的研究
研究代表者:代表者 杉原 薫

研究概要
本研究の目的は、工業化の世界的普及とともに生じ た、石炭、石油などの「化石資源」の利用の爆発的な拡 大が、世界の諸地域、とくにアジアの経済と環境に与 えた影響と、その反作用や連関を検討することである。 20世紀中葉までに、欧米先進諸国が利用するエネル ギーは、従来のバイオマス資源から化石資源へ転換す ると同時に、アジア・アフリカの諸地域では、大量の バイオマス資源が国際経済の枠組の中に取り込まれた 結果、森林伐採・環境劣化が進んだ。両者は、「化石資 源世界経済」の成立という単一の過程の「コインの表と 裏」の関係にあった。
この研究では、世界環境経済史とでも呼ぶべき新し い領域の構築のために、(1)世界経済の資源基盤の転 換、(2)日本の工業化におけるエネルギー節約型技術 の発展径路、(3)東南・南アジアにおけるバイオマス 資源の「開発」がその地域および世界経済に与えた影響 の三つに焦点をしぼって、比較史的研究を行う。
セミナー・シンポジウム一覧 平成21年度
  1. 杉原科研(基盤研究B:「化石資源世界経済」の興隆と森林伐採・環境劣化の関係に関する比較史的研究) 京都大学グローバルCOE「生存基盤の持続型発展を目指す地域研究拠点」 合同研究会
  2. 日 時:2012年2月11日(土) - 11日(日)
  3. 場 所:京都大学東南アジア研究所・稲盛財団記念館2F東南亭
  4. プログラム:
  5. 2月11日(土)
  6. 13:00 柳澤悠(東京大学東洋文化研究所名誉教授) 「タミルナード農業の一世紀:農地、灌漑、生産量」
  7. 14:15 神田さやこ(慶応義塾大学経済学部) 「燃料利用とインドの長期的経済発展」
  8. 休憩
  9. 15:45 斎藤修(一橋大学経済研究所客員教授) 「気象・飢饉・人口――日本列島の一千年」
  10. 17:00 杉原薫(京都大学東南アジア研究所) 「熱帯のバイオマス利用についての若干の補足」
  11. 終了後、近くで懇親会を開きますので、ぜひご参加ください。
  12. 2月12日(日)
  13. 9:30 島西智輝(香川大学経済学部) 「家庭用燃料における化石資源化の過程」
  14. 10:45 谷口忠義(新潟青陵大学短期大学部) TBA
  15. 昼食
  16. 13:00 小堀聡(名古屋大学経済学研究科(研究院)) 「臨海工業地帯の誕生 1920-1960 ―鈴木雅次に着目して―」
  17. 14:15 パネル:島西智輝『日本石炭産業の戦後史―市場構造変化と企業行動―』をめぐって コメント:澤井実(大阪大学大学院経済学研究科) コメント:籠谷直人(京都大学人文科学研究所) リプライ:島西智輝(香川大学経済学部)
  18. *16時半までに終了の予定
  1. 杉原科研(基盤研究B:「化石資源世界経済」の興隆と森林伐採・環境劣化の関 係に関する比較史的研究) 京都大学グローバルCOE「生存基盤の持続型発展を目指す地域研究拠点」合同研究会
  2. 日 時:2012年2月11日(土)-12日(日)
  3. 場 所:京都大学東南アジア研究所 稲盛新棟2F 東南亭
  4. プログラム:
  5. 2月11日(土)
  6. 13:00 柳澤悠(東京大学東洋文化研究所名誉教授) 「タミルナード農業の一世紀:農地、灌漑、生産量」
  7. 14:15 神田さやこ(慶応義塾大学経済学部) 「燃料利用とインドの長期的経済発展」
  8. 休憩
  9. 15:45 斎藤修(一橋大学経済研究所客員教授) 「気象・飢饉・人口――日本列島の一千年」
  10. 17:00 杉原薫(京都大学東南アジア研究所) 「熱帯のバイオマス利用についての若干の補足」
  11. 2月12日(日)
  12. 9:30 島西智輝(香川大学経済学部) 「家庭用燃料における化石資源化の過程」
  13. 10:45 谷口忠義(新潟青陵大学短期大学部) TBA
  14. 昼食
  15. 13:00 小堀聡(名古屋大学経済学研究科(研究院)) 「臨海工業地帯の誕生 1920-1960 ―鈴木雅次に着目して―」
  16. 14:15 パネル:島西智輝『日本石炭産業の戦後史―市場構造変化と企業行動―』 をめぐって
  17. コメント:澤井実(大阪大学大学院経済学研究科)
  18. コメント:籠谷直人(京都大学人文科学研究所)
  19. リプライ:島西智輝(香川大学経済学部)
  1. 杉原科研(基盤研究B:「化石資源世界経済」の興隆と森林伐採・環境劣化の関係に関する比較史的研究)
    京都大学グローバルCOE「生存基盤の持続型発展を目指す地域研究拠点」合同研究会
  2. 日 時:2011年7月3日 (日曜日) 午後1時-午後6時15分
  3. 場 所:1) 京都大学東南アジア研究所・稲盛財団記念館2F 東南亭    
  4. * 東南アジア研究所へのアクセスは、 http://www.cseas.kyoto-u.ac.jp/about/access_ja.html を御参照下さい。
  5. プログラムは以下の通りです。
  6. 13:00:
    脇村孝平(大阪市立大学大学院経済学研究科)
  7. 地球環境史における生存基盤の形成と熱帯-湿潤熱帯・半乾燥熱帯・乾燥亜熱帯-
    14:15
    松林公蔵(京都大学東南アジア研究所)
  8. 人間の生存基盤と疾病-生物進化と適応の視点から-
  9. 休憩
    15:45
    杉原薫(京都大学東南アジア研究所)
  10. 「化石資源世界経済」の興隆とバイオマス社会の再編
  11. 17:00
    石川登(京都大学東南アジア研究所)
  12. 森とCommodity Web -熱帯バイオマス社会の空間的理解にむけて-
  1. 杉原科研(基盤研究B:「化石資源世界経済」の形成と森林伐採・環境劣化の関係に関する比較史的研究)京都大学グローバルCOEプログラム「生存基盤持続型の発展を目指す地域研究拠点」イニシアティブ1「環境・技術・制度の長期ダイナミクス」 合同研究会
  2. 日 時:平成23年3月7日(月)13:00-18:00, 平成23年3月8日(火)9:30-16:00
  3. 場 所:京都大学東南アジア研究所・稲盛財団記念館2F 東南亭
  4. プログラム:
    3月7日
    13:00
  5. 柳澤 悠(東京大学特任教授)「タミルナードゥ州における農業の長期変動:「環境制約」説に留意して」
    コメント 藤田幸一(京都大学東南アジア研究所)
    14:15
  6. 神田さやこ(慶應義塾大学)インドにおける労働集約型経済発展と「エネルギー資源」
    コメント 田辺明生(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)
    休憩(15分)
    15:45
  7. 谷口忠義(新潟青陵大学)「薪炭材生産の自然へのインパクト~大径木伐採選好~」
    コメント 川井秀一(京都大学生存圏研究所)
    17:00
  8. 簡単なビジネス・ミーティング
    3月8日
    9:30
  9. 島西智輝(香川大学)「近代日本の砂利資源の採取と管理―多摩川流域を事例として―」
    コメント 斎藤 修(一橋大学名誉教授)
    10:45
  10. 斎藤 修「東アジア比較環境史の課題」
    コメント 大島真理夫(大阪市立大学)
  11. Lunch
    13:00
  12. パネル:小堀聡『日本のエネルギー革命-資源小国の近現代-』をめぐって
    コメント 橘川武郎(一橋大学)、籠谷直人(京都大学人文科学研究所)
    リプライ 小堀 聡(名古屋大学)
  13. 連絡先:杉原研究室(sugihara@cseas.kyoto-u.ac.jp)    
  1. 開催日:2009年6月28日(日) 13:00~18:00
  2. 研究会名:杉原科研(基盤研究B:「化石資源世界経済」の形成と森林伐採・環境劣化の関係に関する比較史的研究)グローバルCOEイニシアティブ1(環境・技術・制度の長期ダイナミクス)合同研究会
  3. 開催場所:京都大学東南アジア研究所・稲盛財団記念館3F 中会議室
  4. プログラム:
  5. 杉原薫(京都大学) 趣旨説明「化石資源世界経済」の形成と森林伐採(15分)
  6. 斎藤修(一橋大学) 森林の環境経済史:課題と比較(40分)
  7. 柳澤悠(千葉大学) 入会地の日・印比較:管理体制・肥料・森林の変容(30分)
  8. 討論(約1時間)
  9. 休憩(30分)
  10. 水野祥子(九州産業大学) 大戦間期イギリス帝国における環境危機論(40分)
  11. 西村雄志(松山大学) 英領インドにおける鉄道建設と森林の商業化、1890-1913年:枕木交易統計の一考察(20分)
  12. 討論(約1時間)
  1.