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Center forSoutheast Asian Studies Kyoto University

スタッフ紹介

スタッフ紹介

河野 泰之 (こうの やすゆき)

  • 統合地域研究部門
  • 教授
  • 自然資源管理、生活・生業システム
  • 東京大学農学部,1981.
    東京大学農学博士,1986.

現在の研究関心

  1. 東南アジアの農業・農村の発展経路
  2. 土地利用・土地資源管理
  3. 熱帯環境の潜在力

毎年、中国科学院研究生院(大学院)で集中講義を行っている。中国各地から集まってくる若者たちと、地域の環境と社会に立脚した視点について考える1週間である

主たる研究関心は、生業・生活における土地・水資源の利用と管理であり、その実践レベルでの技術、組織、制度と、国レベルの制度・政策やグローバルな開発トレンドとの相互作用である。これまでに紅河やメコン川、チャオプラヤ川、イラワジ川のデルタ地帯、タイ東北部やミャンマーのドライゾーン、インドのデカン高原などの平原地帯、東南アジア大陸山地部、さらに近年はタイ南部の沿岸域などの多様な生態環境を対象として調査研究を重ねてきた。
現在、取り組んでいる課題は、以下の通りである。
第一は、東南アジアの農業・農村の発展経路である。東南アジアの農業・農村がどのような生態環境と歴史的経験によって形成されてきたのかを明らかにしようとしている。
第二は、土地利用と土地管理の枠組み作りである。農業生産や環境保全など、さまざまな利用目的が土地において競合している。地域社会が蓄積してきた知恵を生かし、多目的で多層的な土地利用を実現する技術、組織、制度を見出さなければならない。
 第三は、熱帯環境の潜在力についてである。豊富な水・熱循環と旺盛なバイオマス生産を評価し、地球社会全体を視野に入れた熱帯環境の利用体系の構築を目指している。

平成21-22年度活動記録

著者・論文等 |  研究プロジェクト |  フィールド調査 |  研究会・セミナー |  データベース |  学会活動 |  所外での活動 |  受賞
著書・論文等
  1. 河野泰之.2009年10月.「ベースマップ作成と情報の地図化-地域研究とGIS-」,水島司・柴山守編 『地域研究のためのGIS』,pp.11-17,東京:古今書院.
  1. 河野泰之、宮川修一、渡辺一生.2009年10月.「1つの村の水稲収量図から社会の変化を読み取る-東南アジアの農業発展-」,水島司・柴山守編 『地域研究のためのGIS』,pp.81-93,東京:古今書院.
  1. 河野泰之.2009年9月.「半乾燥地域の稲作」,春山成子 ・藤巻正己 ・野間晴雄編 『東南アジア』, pp.167-179,東京:朝倉書店.
研究プロジェクト
  1. 研究テーマ:生存基盤科学研究ユニット:融合研究 「山地生態資源の持続的利用のための技術融合と制度設計−東南アジアを中心として−」
  2. 代表者:河野泰之
  1. 研究テーマ:Modeling Agricultural Productivity in Northeast Thailand (MAPNET)
  2. 期間:平成8年度 -
  3. 助成機関:さまざまな財源
  4. 代表者:河野泰之
  5. 活動の概要:タイ国東北部の天水農業を対象とした土地生産力評価モデル構築
  6. 全体の参加者数:約10人
  7. 所内の参加者名:所内からの参加は代表者以外なし
  1. 研究テーマ:People, Environment and Land Use Systems in Mainland Southeast Asia (PELUSSA)
  2. 期間:平成11年度 -
  3. 助成機関:さまざまな財源
  4. 代表者:河野泰之
  5. 活動の概要:東南アジア大陸山地部を対象とした生活・生業と土地・生物資源管理に関する調査研究
  6. 全体の参加者数:約20人
  7. 所内の参加者名:柳澤雅之
  1. 研究テーマ:地域情報学の創出−東南アジア地域を中心として−
  2. 期間:平成17年度 - 21年度
  3. 助成機関:科学研究費補助金 基盤研究(S)
  4. 代表者:柴山守
  5. 活動の概要:情報学技術の地域研究への応用
  1. 研究テーマ:Sustainable Land Management in Mountainous Region: Thailand, Lao PDR, and China (Yunnan Province)
  2. 期間:2005 -
  3. 助成機関:Global Environmental Facility,
  4. 代表者:Luohui Liang (United Nations University)
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データベース
  1. データベース名:東南アジア地形図データベース
  2. アドレス:http://aris.cseas.kyoto-u.ac.jp
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