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Center forSoutheast Asian Studies Kyoto University
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過去のセミナー案内:21年度

2010年3月

「農村開発における地域性」研究会
  1. 東南アジア研究所共同研究会「農村開発における地域性」研究会では、東南アジア研究所公募研究「巨大災害に対する民衆の知恵―ミャンマー・イラワジ管区マウービン郡の村落における事例研究ー」との合同研究会を開催します。発表者では、サイクロン・ナルギスの被災地であるマウービン郡での他のミャンマーの地理学を専門とする5名のメンバーとともに、ケースタディを行ってきました。
    ケーススタディの結果である報告書の内容を発表していただき、公募研究参加者との最終的な結果について合同検討会を実施します。興味のある方は、是非、ご参加ください。
  2. 日 時:2010年3月30日(火) 14:00~15:00
  3. 場 所:東南アジア研究所稲盛記念館3階 小会議室Ⅰ
  4. 発表者: Saw Pyone Naing(ソー、ピョー、ナイン) (ミャンマー・マンダレー大学副学長)
  5. 発表タイトル: Damage of Cyclone Narigis and Changes after Nargis in Kyonesoke and Alangyi Villages.
 第1回「東南アジア研究の国際共同研究拠点」年次研究集会 
  1. 日 時:2010年3月29日 (月) 13:00~18:00       
  2. 場 所:京都大学東南アジア研究所 稲盛財団記念館3階 大会議室
  3. プログラム:
  4. 13:00~13:15 挨拶 開会挨拶及び趣旨説明(水野 広祐)
    13:15~13:30 共同研究拠点の計画と運営について(柴山 守)
    13:30~14:00 
  5. 「アジアにおけるインフォーマル経済とグローバル・バリュー・チェーン」
  6. 遠藤 環(埼玉大学経済学部)
    14:00~14:30 
  7. 「東南アジアにおけるインフォーマルな越境移動からみた地域再編の研究―バンコク連絡事務所を拠点とする日タイ間の若手学術交流を中心に―」
  8. 片岡 樹(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)
    14:30~14:45 コーヒーブレイク 
    14:45~15:15 
  9. 「アジアにおける大規模自然災害の政治経済的影響に関する基礎的研究」
  10. 西 芳実(東京大学大学院総合文化研究科)
    15:15~15:45 
  11. 「巨大災害に対する民衆の知恵:ミャンマー・イラワジ管区マウービン郡の村落における事例研究」
  12. ソー・ピョオー・ナイン(マンダレー大学)
    15:45~16:15 
  13. 「アジア農村社会構造の比較研究:権力統治下の村落形成」
  14. 藤田 幸一(京都大学東南アジア研究所)
    16:15~16:45 
  15. 「東南アジアの『消滅に瀕する焼畑』に関する文化生態的研究」
  16. 横山 智(名古屋大学大学院環境学研究科) 
    16:45~17:00 コーヒーブレイク
    17:00~18:00 
  17. 討論 「東南アジア地域研究の学際性・国際性と共同研究への期待」
  18. 立本 成文(総合地球環境学研究所)
  19. 本名 純(立命館大学大学院国際関係研究科)
  20. 門司 和彦(総合地球環境学研究所)
  21. 清水 展(京都大学東南アジア研究所)     
  22. 司会:河野泰之(京都大学東南アジア研究所)
    18:30~ 懇親会 
G-COE次世代研究イニシアティブ報告会
  1. 下記の通り、2009年度次世代研究イニシアティブ助成の研究報告会を開催します。年度末のお忙しいところとは存じますが、ふるってご参加下さい。
  2. 日 時:2010年3月27日(土)13:30~     
  3. 場 所:稲盛記念館3階中会議室
  4. プログラム:
    13:30-13:40 趣旨説明
    13:40-14:40 研究報告(研究課題1-4)
    14:40-15:00 休憩
    15:00-16:00 研究報告(研究課題5-8)
    16:00-16:20 休憩
    16:20-17:20 研究報告(研究課題9-12)
  5. 【研究課題一覧(所属は申請当時のもの)】
    課題1 石坂晋哉(東南アジア研究所・研究員)
  6.      「インド環境運動による「生存基盤持続型発展」の規範・制度の構築」
  7. 課題2 伊藤義将(ASAFAS・研究員)
  8.      「エチオピア南西部、山地森林域における生存基盤としての『コーヒーの森』の持続的利用の可能性」
  9. 課題3 海田 るみ(生存圏研究所・研究員)
  10.      「熱帯人工林持続のための樹木の育種研究」
  11. 課題4 北守顕久(生存圏研究所・助教)
  12.      「東南アジア諸地域における次世代現地型構法の開発に向けた木造建築実態調査」
  13. 課題5 佐川徹(ASAFAS・研究員)
  14.      「東アフリカ紛争多発地域において外部介入が生存基盤の再生に果たす役割」
  15. 課題6 藤田素子(東南アジア研究所・特定研究員)
  16.      「熱帯大規模アカシア植林地における鳥類相の変化に起因する物質循環への影響」
  17. 課題7 西真如(東南アジア研究所・特定研究員)
  18.      「エチオピア南西部の農村における生産・労働とHIV/AIDSの影響を受けた世帯の生存基盤」
  19. 課題8 宮本万里(東南アジア研究所・研究員)
  20.      「ブータンの民主化プロセスにおける開発・環境政策の変容と村落社会の価値体系の再編に関する政治人類学的研究」
  21. 課題9 渡辺一生(東南アジア研究所・研究員)
  22.      「東北タイ農民の生存戦略における自給的稲作の位置づけ」
  23. 課題10 渡邉一哉(東南アジア研究所・研究員)
  24.      「東南アジア沿岸域が提供する生態資源と利用するヒトの動態」
  25. 課題11 浜元聡子(東南アジア研究所・研究員)
  26.      「被災地に生きる選択--生存基盤の確保と地域防災対策をめぐる研究」
  27. 課題12 Haris Gunawan (ASAFAS)
  28.      "The Ecological Characteristic of Peatland Ecosystem in Giam Siak Kecil -Bukit Batu Biosphere Reserve, in Riau Province, Sumatra, Indonesia."
  29. ※以下は都合により不参加
    課題13 古市剛久(ASAFAS・特任助教)
  30.      「東南アジアでの自然災害に際しての現場情報ニーズと研究機関の情報提供」
  31. 課題14 小林祥子(東南アジア研究所・特定研究員)
  32.      「マイクロ波合成開口レーダ(SAR)の偏波散乱行列データ解析による森林バイオマス量の推定」
  33. 課題15 山根悠介(東南アジア研究所・研究員)
  34.      「インド亜大陸北東域における竜巻など瞬発性気象災害の実態解明に関する研究」
生存基盤科学研究ユニット京滋フィールドステーション事業第22回研究会
  1. 下記のとおり、京都大学東南アジア研究所が担当する京都大学生存基盤科学研究ユニット京滋フィールドステーション事業(滋賀サイト型機動研究「在地と都市がつくる循環型社会再生のための実践型地域研究」)の研究会を開催致します。
    京滋フィールドステーション事業では、G-COEやその他のプログラムとの積極的な相互交流をすすめています。特に、海外のフィールドステーションの関係者(研究者、NGO活動家、住民)を日本に招聘し、相互啓発に重点をおいた実践型地域研究をすすめています。今回は、「農村開発における地域性」研究会との合同開催で、ミャンマーの研究者との相互啓発研究会を行います。
    ご出席される方は、会場のスペースの関係もありますので、3/24(水)までに世話役を行なっている鈴木玲治rsuzuki@cseas.kyoto-u.ac.jpへメールでご連絡ください。よろしくお願いいたします。
  2. 日 時:2010年3月26日(金)16:00~19:00     
  3. 場 所:守山フィールドステーション
         滋賀県守山市梅田町12-32、JR守山駅から徒歩5分)
  4. 発表者:Saw Pyone Naing(ミャンマー・マンダレー大学副学長)
  5. 発表タイトル:
    「イラワジデルタのマウービン郡におけるナルギスの爪あとと復興 -小学校の校舎全壊からの復興を中心にして-」
  6. 発表の趣旨:
    マンダレー大学副学長ソー・ピョー・ナインさんは、ミャンマーでのフィールドステーションにおける研究の中心的な役割を果たしてこられました。G-COEのフィールドステーションとして、イラワジデルタのアランジー、チョウソックの村をヤンゴン大学地理学科、生物学科、動物学科、ミャンマー歴史研究所のメンバーと共同調査を行いました。その村が、サイクロン・ナルギスで被害を受けました。幸い、死亡などの人的被害はありませんでしたが、家屋の倒壊、なかでも、小学校校舎の全壊被害を受け、現地のカウンターパートらは、募金活動などにより小学校校舎の復興活動を行ってきました。
    今回3月29日に開催される東南アジア研究公募研究の成果発表会にて「巨大災害に対する民衆の知恵―ミャンマー・イラワジ管区マウービン郡の村落における事例研究ー」の成果を発表するために来日されますので、その機会を利用して、東南アジア研究所の共同研究会「農村開発における地域性」研究会との合同で、ナルギス被害の実態と、村人たちの復興の様子、なかでも小学校復興の経過をじっくり発表していただき、意見交換を行いたいと思います。また、研究会にさきだち、ナインさんは、守山市の地域計画に関して視察を行いますので、その点についてもご意見をうかがい、意見交換を行います。興味のある方は、是非、ご参加ください。
 第26回パラダイム研究会(NIHUプログラム「現代インド地域研究」と共催) 
  1. 下記のとおり、第26回パラダイム研究会を開催します。今回はNIHUプログラム「現代インド地域研究」との共催で、脇村孝平先生と田辺明生先生にお話を頂きます。また大島真理夫先生にコメンテーターをお願いしています。「南アジア地域における農業の発展経路」がテーマですが、広くアジア・アフリカにおける農業社会の発展について考える機会としたいと考えています。ふるって御参加下さい。
  2. 日 時:2010年3月23日(火) 16:30-18:30 (その後懇親会あり)
  3. 場 所:場所 京都大学 東南アジア研究所 稲盛記念館3F大会議室
         http://www.cseas.kyoto-u.ac.jp/about/access_ja.html
  4. 報告1:「南アジア地域における農業の発展経路―生態・社会・技術」
    講師1:脇村孝平先生(大阪市立大学)
  5. 報告2:「南アジアの発展経路と社会的分業」
    講師2:田辺明生先生(京都大学)
  6. コメンテーター:大島真理夫先生(大阪市立大学)
  7. 南アジア地域における生存基盤を考える上では、生態条件や人口動態、社会構造を踏まえた持続的な食料生産(および配分)の展開について理解することが不可欠である。またそのためには、農業生産を規定する技術、土地、労働といった諸要素を、地域特有の半乾燥性あるいは不安定な降雨といった気象条件や、非農業就労者を含む社会構造、および社会的に共有される価値といった問題と結びつけながら、歴史的に分析してゆく必要がある。
    今回の研究会では、脇村先生の近著(脇村孝平「インド史における土地希少化―勤勉革命は起こったのか?―」大島真理夫編『土地希少化と勤勉革命の比較史』ミネルヴァ書房、2009年12月)をめぐる南アジア地域研究者の議論を共有することをとおして、19世紀から20世紀のインド社会における農業集約化の問題を議論したい。
    また、日本史家として世界史を構想されている大島氏をお迎えして、以上の議論を、近現代世界における農業社会の発展といった、より広い文脈で考える契機とするとともに、アジア・アフリカの他地域の農業社会の理解や生存基盤持続型の技術開発の前提となる社会的条件についての関心にもつなげてゆきたい。
 アジアにおける非伝統的安全保障問題 
  1. 日 時:2010年3月19日 (金) 13:00~20:00
          (受付12:30~、レセプション18:30-20:00)
          2010年3月20日 (土) 9:30~12:50(受付9:00~)
  2. 場 所:政策研究大学院大学(GRIPS) 1階会議室 1A,1B
         http://www.grips.ac.jp/jp/docs/map.pdf
         (最寄り駅は、日比谷線・大江戸線「六本木」、千代田線「乃木坂」)
  3. 主 催:
    政策研究大学院大学G-COEプログラム「東アジアの開発経験と国家建設の適用可能性」、
    京都大学東南アジア研究所科学研究費補助金(基盤研究(A))「東南 アジアの「非伝統的」安全保障‐国家の対処能力と地域協力体制の現 状と課題」
  4. 参加費:無料(要事前登録)
  5. 言 語:日本語、英語(日⇔英 同時通訳あり)
  6. プログラム:PDF
  7. ポスター:PDF
  8. *参加ご希望の方は、お手数ですが下記のウェブサイトより必要事項(お名前、ご所属、Eメール、参加セッション)をご入力の上、3月15日(月)までにお申し込み下さい。
    URL:https://ssl.form-mailer.jp/fms/6e6173d889407
    *なお、会場の座席数が限られているため、まことに勝手ながら、申し込み受付は先着順とさせていただきます。
    *学外の方で当日お車で来られる方は、事前に車種・お車の色・ナンバーをお知らせください。
アジア研究協会35周年記念講演会「35年間のアジア研究でわかったこと、35年間でアジアがかわった点」
  1. 日 時:2010年3月19日(金)
  2. 場 所:国際文化会館(東京・六本木)
  3. 会 場:岩崎小弥太記念ホール 15:00~18:00 シンポジウム
         樺山・松本ルーム 18:00~20:00 懇親会
  4. 参加費:無料
  5. ポスター:PDF
  6. プログラム:
  7. 15:00-15:10 挨拶 立本理事長
    15:10-15:30 「地域研究の発展について」 平野健一郎(早稲田大学教授)
    15:30-15:50 「35年をふりかえって」 市村真一 (京都大学名誉教授)
    15:50-16:30 講演 村井友秀 (防衛大学教授)
               「東アジアの戦争と平和」
    16:30-16:40 コーヒーブレイク
    16:40-17:20 講演 城山智子 (一橋大教授) 
               「上海の150年:開港場から博覧会都市へ」 
    17:20-18:00 講演 河村昌子 (千葉商科大学准教授)
               「ポスト文革の中国文学-張承志の文学活動を軸に-」
    18:00-20:00 懇親会
第30回映像なんでも観る会
  1. 今回は雲南省ナシ族出身の映像人類学者Bao Jiang氏をお招きし、氏が制作した民族誌映画2本を発表していただきます。
    Baojiang氏は、ナシ族の死生観をテーマにした研究、映画で知られ、雲南を拠点にした各種の国際的な映像記録プロジェクトや学術行事をオーガナイズし、中国と各国の映像人類学研究交流の促進に力を注いでこられました。
  2. 上映作は、ナシ族の葬送儀礼をとらえたGuiding Souls of the Dead to the Deities' Worldと、民族誌映画ナラティブの新たな方法論を試みた野心作Granny Gloryです。オープンな会ですので、みなさまどうぞふるってご参加下さい。
  3. 日 時:2010年3月18日(木)15時半~17時半
  4. 場 所:京都大学川端キャンパス共同棟4階セミナー室
          http://jambo.africa.kyoto-u.ac.jp/~front-a/access.html
          (共同棟は稲森財団記念館の裏手にある5階建ての建物です。
    討論は主に英語で行います。会の終了後、懇親会を予定しております。)
  5. 発表者:Bao Jiang 中国社会科学院副研究員
          http://anthropology.cass.cn/view.asp?articleid=225.
          IUAES 映像人類学理事会理事
         www.cva-iuaes.com
  6. 上映作品:
    1.Guiding Souls of the Dead to the Deities’ World, 49min. 2005
    2.Granny Glory, 43min. 2009
  7. 作品要旨
    Film 1.
    Guiding Souls of the Dead to the Deities' World, one chapter of Brother of the Nature II
    by Bao Jiang, 49 min, 2005, Location:Southwest of China
    Language: Naxi (in English Subtitles)
  8. Brother of the Nature II documented a funeral in the tradition of Do-bbaq religion of the Naxi. Generally speaking the funeral is composed of two parts. The priests Do-bbaq deal with things related to the dead in the first part and they deal with things related to the living in the second part. The ritual titled Guiding Souls of the Dead to the Deities World belongs to the first part.
    The theme of the ritual is Do-bbaq offering to the deities and getting the power from them, redeeming the soul of the dead from the devils and guiding it to the ancestors and deities’ world.
  9. Film 2.
    Granny Glory
    by Bao Jiang, 43 min, 2009, Location: North of China, Language: Chinese (in English Subtitles)
  10. Granny Glory is a text narrated mainly by sounds and images rather than words. The author interpreted the belief in Granny of Han Chinese in the border area between Hebei, Shanxi and Henan provinces in the north of China. The film is selected in Göttingen International Ethnographic Film Festival 2010.
  11. 問い合わせ:川瀬慈 (京都大学ASAFAS)
Kyoto Sustainability Initiatives (KSI) International Workshop
  1. 日 時:2010年3月15日(月)
  2. 場 所:京都大学東南アジア研究所
  3. 稲盛財団記念館中会議室(3階332室)
  4. テーマ:Swidden Agriculture in Southeast Asia -Its Sustainability and its Contribution to Sustainability of Agroforestry, and Forestry-
  5. プログラム:Word
京都大学附置研究所・センターシンポジウム:京都からの提言-21世紀の日本を考える(第5回)
  1. 日 時:2010年3月13日(土)
  2. 場 所:アクロス福岡(福岡市)
  3. テーマ:グローバル社会に生きる ―未来を見据える目―
  4. 後 援:読売新聞社/(財)京都大学教育研究振興財団
  5. 開催案内:PDF(3MB)
  6. 関連URL:宇治地区事務部HP内案内サイト携帯用案内サイト
Special Seminar
  1. 日 時:2010年3月9日(火)15:00-17:00
  2. 場 所:東南アジア研究所 稲盛財団記念館3F 小会議室(330号室)
  3. 発表者:Dr. Myint Thein, CSEAS Visiting Research Fellow from Historical Research Center, National Museum, Myanmar
  4. 発表タイトル:"Arakan-Bengal Relation: Special Emphasis on mid-Mrauk-U Period (1531-1638)"
  5. 要 旨:
  6. In this paper the central purpose is to explore the relation between Arakan (Rakhine) and Bengal in the mid-Mrauk-U Period. The struggle for the control of the Bengal was the principle historical force at that time. In the period of strong king, Rakhine expand their kingdom in the east and west of neighboring countries. During the 16th century, while the Rakhine was concentrating its best efforts on Bengal they played the prominent role in the region. It was due to the existence of seaports in Bengal, Rakhine was able to make control the trade. The strong kings tried to obtain fresh supplies of manpower as slave labours from Bengal.
    Yet the greater the demands for rice in Southeast Asia, the more eager people tried to get slaves from market for extending their rice cultivation. It is one of the basic factors of why the Rakhine kings expand to Bengal. This paper is in a brief span of hundred years (1531-1638); I would try to analyses of the political relation between the two and bearing on the Rakhine kingdom. To form a judgment on the determining factors in the Arakan-Bengal relation, I carefully assess the relative weight of the specific functions, the aims of power struggle, and the local conditions. Emphasis will be laid political relation on the two powers. And finally, an attempt will be made the different angle through the Rakhine historical point of view.
生存基盤科学研究ユニット京滋フィールドステーション事業中間成果報告
京都大学東南アジア研究所が担当する生存基盤科学研究ユニットの滋賀サイト型機動研究「在地と都市がつくる循環型社会再生のための実践型地域研究」では、下記の通り、中間成果報告会を開催いたします。
当プロジェクトは平成21年度にスタートし、守山、朽木、亀岡にある3つのフィールドステーション(FS)を拠点に、研究者、地域住民、地方自治体、地元NPO等、地域に関わる様々な立場の人々が協働しながら、日本の農山村や地方都市の望ましい将来像を共に描いていくことを目指し、活動を展開してきました。
この2年間の活動を振り返りながら、本プロジェクトの意義や今後の展望などについて、参加者の皆さんと一緒に議論を深めていければ幸いです。年度末のお忙しい折ではありますが、興味・関心のある方は是非ご参加くださいますよう、よろしくお願いいたします
  1. 日 時:2010年3月6日(土)13:30~16:30
  2. 場 所:守山市生涯学習会館エルセンター ミーティングルーム
         (守山市勝部3丁目9-1 JR守山駅から徒歩15分)
         http://www.usennet.ne.jp/~eru/
  3. プログラム:
    13:30 開会あいさつ 水野広祐(東南アジア研究所)
                  高谷好一(聖泉大学)
     趣旨説明 安藤和雄(東南アジア研究所)
  4. フィールドステーションの活動報告
    13:45 守山フィールドステーション
     ・「漁師のスシ桶に学ぶこと -資源としての在来魚の再検討-」
      嶋田奈穂子(生存基盤科学研究ユニット・守山FS研究員)
     ・「在所の方から学ぶ野洲川流域調査」
      藤井美穂(生存基盤科学研究ユニット)
  5. 14:15 朽木フィールドステーション
     ・「余呉の課題・椋川の課題」
      今北哲也(生存基盤科学研究ユニット・朽木FS研究員)
     ・「『くらしの森』を再構築する -火と水のエネルギーを活用した、源流域での生業基盤づくり-」
      黒田末壽(滋賀県立大学人間文化学部)
     ・「地域と関わっていくということ -余呉での取り組みから-」
      増田和也(生存基盤科学研究ユニット・朽木FS研究員)
  6. 15:00 休憩
  7. 15:10 亀岡フィールドステーション
     ・「近世の筏にみる『したたかさ』」
      原田早苗(生存基盤科学研究ユニット・亀岡FS研究員)
     ・「保津川の筏流しを通しての地域の知恵とそのつながり」
      河原林洋(生存基盤科学研究ユニット・亀岡FS研究員)
  8. 15:40 海外部門
     ・「活動の経過報告」
      矢嶋吉司(生存基盤科学研究ユニット)
  9. 16:00 総合討論(座長:安藤和雄)
  10. 16:30 終了(終了後、守山FSにて懇親会を予定しています)
「次世代の地域研究」平成21年度第2回研究会
下記の要領で「次世代の地域研究」平成21年度第2回研究会を行います。今回は、1993年を境に市場経済化時代に突入したカンボジアのこの15年余の歩みを、経済活動の多面的な展開として捉えつつ、都市=農村の格差の深刻化や、諸外国が相乗りする形で支える現政府の開発独裁体制の特徴をも含めて議論します。全世界的な潮流として一枚岩のように考えられがちな「市場経済化」にも、個々の地域や社会に即したローカルな独自性が存在するものといえます。カンボジアを事例とした「地域」の議論から、現代という社会状況の普遍性と固有性を照らしだすきっかけをつくりたいと考えます。
  1. 日 時:2010年3月4日(木)13:00~18:30
  2. 場 所:東南アジア研究所 稲盛財団記念館3F 小会議室
  3. プログラム:
  4. 13:00~13:20 趣旨説明
      小林 知(東南アジア研究所・助教)
    13:20~14:30 発表(1)
      「市場経済移行後のカンボジアにおける外資の役割:現状と課題」
      ンガウ ペンホイ(名古屋大学大学院国際開発研究科・助教)
    14:35~15:45 発表(2)
      「プノンペンにおける小規模縫製業の自律的発展の可能性」
      柴沼晃(政策研究大学院大学・博士課程院生)
    15:45~16:00 ブレイク
    16:00~17:10 発表(3)
      「持続的なビジネスの発展と社会的投資の役割」
      功能聡子(ARUN・代表)
    17:10~18:30 ディスカッション
      コメンテーター1: 矢倉研二郎(阪南大学経済学部・准教授)
      コメンテーター2: 山田裕史(上智大学アジア文化研究所・PD)
    ※終了後、懇親会を予定しています。
  5. 発表要旨:
    (発表1)
    1993年の総選挙後、カンボジアは経済構造改革を強いられた。その政策の一つは、破壊された国内経済を外国直接投資(以降、外資)で賄うことであった。
    1994年に、外資の積極的な導入を促す投資法(Law On Investment: LOI)が制定されたことにより、縫製を中心とした産業が発展し、その後のカンボジア経済成長のエンジンとなっている。しかし、外資による縫製分野への一極集中的な投資は、外部ショックに弱く、さまざまな課題も露呈している。本発表では、マクロ経済の観点からカンボジアにおける外資の役割を振り返り、その現状と課題を考えたい。
  6. (発表2)
    大規模縫製工場による輸出指向型生産は、輸出と雇用の増加を通じてカンボジアの経済成長に貢献してきたが、その発展は海外からの直接投資動向という外的要因に依存する上に、国内での資本蓄積に繋がりにくいという課題がある。本発表では、プノンペンにおける縫製業の家族経営事業所の集積に注目し、これらが自律的発展の軌道に乗り、カンボジアの経済成長の新たな担い手となるための条件について検討する。
  7. 発表3)
    貧困削減、女性の自立などの社会課題の解決は、従来、海外からの支援やNGOの活動により行われてきたが、近年、援助に依存しない持続的なビジネスによる方法で取り組む起業家が増えている。本報告では、カンボジアのローカルNGOを例にとり、援助を受ける側からビジネスの主体へと変化する過程での課題、特にそこに必要とされる新しい金融の仕組みについて検討する。
  8. 連絡先:小林知(東南アジア研究所)
ニーズ対応型地域研究最終成果報告会
下記要領にて、世界を対象としたニーズ対応型地域研究推進事業:「南アジア周縁地域の開発と環境保全のための当事者参加による社会的ソフトウェア研究」の最終成果報告会を開催します。
お忙しいかとは思いますが、是非ご参加頂ければ幸いです。
  1. 日 時:2010年3月2日(火)14:00~17:00
  2. 場 所:東南アジア研究所 稲盛財団記念館3F 小会議室
  3. 主 催:
  4. 世界を対象としたニーズ対応型地域研究推進事業「南アジア周縁地域の開発と環境保全のための当事者参加による社会的ソフトウェア研究」代表:安藤和雄
    共 催:
  5. 京都大学東南アジア研究所共同研究会「農村開発における地域性」代表:安藤和雄
    科学研究費基盤A「ベンガル湾縁辺における自然災害との共生を目指した在地のネットワーク型国際共同研究」代表:安藤和雄
  6. 2007年10月から2010年3月末までの2年半に渡って実施してきた本プロジェクトは、バングラデシュとネパールにおける開発と環境保全という二律背反的問題に対する現地NGOの事業経験に焦点をあて、草の根で直面している問題の発見や、問題解決のための現場の経験を紡ぎだす手法を「社会的ソフトウェア」と呼び、そのアプローチを当事者との共同によって構築することを目指してきた。
    本成果報告会では、この実践に基づく研究プロジェクトからみえてきた地域研究の可能性について、参加者とともに議論したい。
  7. プログラム: PDF
  8. 本プロジェクトURL: http://ecf.cseas.kyoto-u.ac.jp/