所内研究会
「国家・市場・共同体」研究会
- 代表者
- 水野 広祐
- 概要
- 「国家・市場・共同体」研究会は、東南アジアの経済発展に関し、国家や市場および共同体の役割を検討することにより、東南アジア地域の特質を特に政治経済の面から明らかにしようとするグループである。アジア通貨危機があり、グローバリゼーションの影響を一層強く受けるなか、その影響とこの地域の再編成の方向を村落、地域社会、国家、東南アジア地域の諸レベルで研究している。また、地域社会の特質を各レベルにおいて、どのような主体がどのような方策でこれを保持しているのか、さらにこれがこの地域の経済発展の方向をどう規定しているのかに関する研究も進めている。最近の研究会では、ミクロレベルの農村信用組織や住民組織に関する研究報告が行われた。また、スハルト政権崩壊後のインドネシア経済社会の制度に関する研究報告や、さらに今日のグローバリゼーションの特質に関する報告が行われた。また、他の学会との共同セミナーも好評であった。今後、地域間比較の視点をより重視して研究を進めてゆく方針である。
平成17年度の研究会
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- 開催日:平成18年3月31日(金) 13:00-15:00
- テーマ:「パプアニューギニア化するパプアニューギニア-国家・戦士共同体・贈与-」
- 発表者:塩田光喜氏(アジア経済研究所)
- 開催日:平成17年11月3日(木) 13:00-18:00
- テーマ:
(1)「革命政党を建設せよ、官僚制を破壊せよ−社会主義期ビルマにおける党、軍、国家関係(1962−1988)」
(2)「インドネシア闘争民主党の組織的特性 −スハルト後の民主化、分権化との関係性に焦点を当てて(仮題)」
(3)「体制移行期のカンボジアにおける人民党の生き残り戦略」
(4)「ラオスの部門別管理制度における県党委員会および知事の権限に関する一考察 −ヴィエンチャン県工業部にお ける事業形成過程を事例に−」
- 発表者:
(1)中西 嘉宏(京都大学)
(2)櫻井 雅俊(名古屋大学)
(3)山田 裕史(上智大学)
(4)瀬戸 裕之(名古屋大学)
- 開催日:平成17年10月3日(月) 15:00-16:30
- テーマ:ミャンマーにおける農業労働者−市場経済への移行過程において−
- 発表者:藤田 幸一(東南アジア研究所)
- 開催日:平成17年4月19日(火) 10:30-12:00
- テーマ:"Intellectual Capital in Malaysian Semiconductor Industry"
- 発表者:Dr. Goh Pek Chen(Multimedia University, Malaysia, 東南アジア研究センター招聘外国人学者)
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