グローバルCOEプログラム:研究活動・研究会一覧
研究会・シンポジウム 平成22-23年度
- 研究会
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- G-COE第44回パラダイム研究会
- 第44回パラダイム研究会を下記のとおり開催します。本GCOEプログラムは3月末をもって終了しますが、学的ディスカッションとしての生存基盤パラダイムそのものは、受け継がれてゆくものと考えています。最終回となる今回のパラダイム研究会では、水野広祐先生に「福祉政策・社会政策と親密圏-生存基盤持続型発展における福祉とケア」と題する講演を頂き、生存基盤論のさらなる展開可能性について議論できればと考えています。
また続いて、本プログラムリーダーの杉原薫先生に司会をお願いして、パラダイム形成の総括と展望について議論したいと考えています。年度末のお忙しいところとは存じますが、ふるってご参加下さい。
- 日 時: 2012年3月19日16:00-18:30
- 場 所:京都大学稲盛財団記念館3階中会議室
- プログラム:
- 16:00-16:15 趣旨説明
西真如(京都大学特定助教)
16:15-17:15 報告
「福祉政策・社会政策と親密圏-生存基盤持続型発展における福祉とケア」
水野広祐(京都大学東南アジア研究所教授)
17:15-18:00 総合討論
18:00-18:30 総括と展望
司会:杉原薫(京都大学東南アジア研究所教授)
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- G-COE 平成23年度次世代研究イニシアティブ報告会の開催について
- 平成23年度次世代研究イニシアティブ報告会を、下記のとおり実施します。年度末のお忙しいところとは存じますが、ふるってご参加下さい。
グローバルCOEプログラムでは、若手研究者の養成を目的として次世代研究イニシアティブ助成を実施してきました。平成23年度は、9研究課題に対して研究資金の助成が行われました。当日は、下記の5研究課題について報告が行われる予定です。
- 日 時:2012年3月5日(木)16:00~18:00
- 場 所:京都大学東南アジア研究所稲森財団記念館3階中会議室
- プログラム:
- 15:00-15:10 趣旨説明
15:10-15:30 報告1
佐藤史郎(グローバルCOE特定研究員)「東アジア的国際関係理論の構築―国際関係論とアジア地域研究の協働」
15:30-15:50 報告2
庄司航(ASAFAS研修員)「ケニア共和国における在来野菜の創出と利用の動態に関する地域研究」
15:50-16:10 報告3
佐藤宏樹(ASAFAS研究員)「マダガスカルの熱帯林更新システム解明と住民による森林資源利用の実態把握」
16:10-16:30 休憩
16:30-16:50 報告4
森拓郎(生存圏研究所助教)「インドネシア木造住宅の生物劣化被害調査」
16:50-17:10 報告5
藤井美穂(京都大学生存基盤研究ユニット・東南アジア研究所特任研究員)「河川の治水と利水をめぐる公共事業と住民の知恵」
17:10-18:00 総合討論
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- 杉原科研(基盤研究B:「化石資源世界経済」の興隆と森林伐採・環境劣化の関係に関する比較史的研究) 京都大学グローバルCOE「生存基盤の持続型発展を目指す地域研究拠点」
合同研究会
- 日 時:2012年2月11日(土) - 11日(日)
- 場 所:京都大学東南アジア研究所・稲盛財団記念館2F東南亭
- プログラム:
- 2月11日(土)
- 13:00 柳澤悠(東京大学東洋文化研究所名誉教授) 「タミルナード農業の一世紀:農地、灌漑、生産量」
- 14:15 神田さやこ(慶応義塾大学経済学部) 「燃料利用とインドの長期的経済発展」
- 休憩
- 15:45 斎藤修(一橋大学経済研究所客員教授) 「気象・飢饉・人口――日本列島の一千年」
- 17:00 杉原薫(京都大学東南アジア研究所) 「熱帯のバイオマス利用についての若干の補足」
- 終了後、近くで懇親会を開きますので、ぜひご参加ください。
- 2月12日(日)
- 9:30 島西智輝(香川大学経済学部) 「家庭用燃料における化石資源化の過程」
- 10:45 谷口忠義(新潟青陵大学短期大学部) TBA
- 昼食
- 13:00 小堀聡(名古屋大学経済学研究科(研究院)) 「臨海工業地帯の誕生 1920-1960 ―鈴木雅次に着目して―」
- 14:15 パネル:島西智輝『日本石炭産業の戦後史―市場構造変化と企業行動―』をめぐって コメント:澤井実(大阪大学大学院経済学研究科) コメント:籠谷直人(京都大学人文科学研究所)
リプライ:島西智輝(香川大学経済学部)
- *16時半までに終了の予定
- 東南アジアの自然と農業研究会・京都大学GCOEイニシアティブ3共催研究会
- 日 時:2012年2月3日(金) 15:30~18:30
- 場 所::京都大学稲盛財団記念館3階 中会議室
- 共通テーマ:
「インドネシア・リアウにおける熱帯バイオマス社会再生のための文理融合フィールドワーク」
- 発表者:
水野 広祐 氏(京都大学東南アジア研究所 教授)
増田 和也 氏(同 特定研究員)
藤田 素子 氏(同 特定研究員)
鈴木 遙 氏(同 G-COE研究員)
渡辺 一生 氏(同 特定研究員)
- コメンテータ:
バンバン・スビアント 氏(インドネシア科学院)
- 全体の要旨:
グローバルCOE・イニシアティブ3班では、熱帯バイオマス社会の再生を目指し、林学、生態学、人類学、社会学、情報学の研究者らによる文理融合フィールドワークを進めてきた。本研究会では、この共同研究によって得られた成果を報告し、熱帯地域の多くが直面している急激な開発に伴う様々な課題とその解決策について、文系・理系の枠を超え活発な議論を展開したい。
インドネシアには、世界の泥炭地の約1割に相当する4,000万haの泥炭地が分布しているが、この内約400万haが、スマトラ島リアウ州に広がっている。かつて、この地域は、人の手がほとんど入らない未開の地であった。しかし、1980年代以降からの大規模な森林伐採やオイルパーム及びアカシアプランテーションの造成などによって、森林面積の急激な減少や森林火災の頻発などの問題に直面している。
これらの問題は、世界的には地球温暖化や生物多様性の減少が、ローカルにおいては森林産物の減少や家屋及び農地の焼失が危惧されており、持続的な森林利用システムの構築が喫緊の課題となっている。
本報告では、リアウ州に位置する"Giam Siak Kecil-Bukit Batu Biosphere Reserve"(2009年にUNESCOにより生物多様性保護区として認定)における森林開発過程の実態について、社会学、人類学及び地理情報学の立場から明らかにする。更に、生物多様性とバイオマスストックの観点から、現状の泥炭地環境について評価を加える。これら実態解明や環境評価から得られた結果を用いて、地域の人々が森林を保全しながも利潤を得ることが可能となるような、住民林業システムを提唱する。
- *会の後には懇親会を予定しております。
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- 京都大学東南アジア研究所 共同利用・共同研究拠点「東南アジア史における交易網と中継港の役割」
京都大学グローバルCOEプログラム「生存基盤持続型の発展を目指す地域研究拠点」イニシアティブ1「環境・技術・制度の長期ダイナミクス」
2011年度第2回合同研究会
- 日 時: 2012年1月21日(土) 10:30~17:45
- 場 所:京都大学東南アジア研究所 稲盛新棟2F 東南亭
- プログラム:
- (個別報告)
- 久末亮一 10:30~11:45 「シンガポールにおける華人系銀行の形成と展開20世紀前半におけるその背景」
- 昼食 11:45~13:00(各自でご用意ください)
- 川村朋貴 13:00~14:15 「ペナン交易圏の形成、c. 1786-1826」(仮)
- 休憩 15分
- 太田 淳 14:30~15:45 「蘭領東インド外島における貿易秩序の変容、c.1760-1870」
- 休憩 15分
- 宮田敏之 16:00~17:15 「タイ米貿易史の再検証:輸出統計・輸出規格・ネットワーク・海外市場を中心に」(仮)
- 全体討論 17:15~17:45 「東南アジア史における交易網と中継港の役割」について
- 杉原科研(基盤研究B:「化石資源世界経済」の興隆と森林伐採・環境劣化の関 係に関する比較史的研究) 京都大学グローバルCOE「生存基盤の持続型発展を目指す地域研究拠点」合同研究会
- 日 時:2012年2月11日(土)-12日(日)
- 場 所:京都大学東南アジア研究所 稲盛新棟2F 東南亭
- プログラム:
- 2月11日(土)
- 13:00 柳澤悠(東京大学東洋文化研究所名誉教授) 「タミルナード農業の一世紀:農地、灌漑、生産量」
- 14:15 神田さやこ(慶応義塾大学経済学部) 「燃料利用とインドの長期的経済発展」
- 休憩
- 15:45 斎藤修(一橋大学経済研究所客員教授) 「気象・飢饉・人口――日本列島の一千年」
- 17:00 杉原薫(京都大学東南アジア研究所) 「熱帯のバイオマス利用についての若干の補足」
- 2月12日(日)
- 9:30 島西智輝(香川大学経済学部) 「家庭用燃料における化石資源化の過程」
- 10:45 谷口忠義(新潟青陵大学短期大学部) TBA
- 昼食
- 13:00 小堀聡(名古屋大学経済学研究科(研究院)) 「臨海工業地帯の誕生 1920-1960 ―鈴木雅次に着目して―」
- 14:15 パネル:島西智輝『日本石炭産業の戦後史―市場構造変化と企業行動―』 をめぐって
- コメント:澤井実(大阪大学大学院経済学研究科)
- コメント:籠谷直人(京都大学人文科学研究所)
- リプライ:島西智輝(香川大学経済学部)
- 公募共同研究会「農村社会構造の広域アジア間比較」第2回研究会
- 下記の通り、GCOEイニシアティブ1および東南アジア研究所・公募共同研究会「農村社会構造の広域アジア間比較」(代表:地域研究統合情報センター・
柳澤雅之氏)共催の研究会です。
- 日 時: 2011年12月26日(月)13:30~16:00
- 場 所: 京都大学東南アジア研究所・稲盛財団記念館小会議室Ⅰ
- 講師・テーマ:
- 1.鄭浩瀾氏(フェリス女学院大学)「中国農村社会と革命」(仮題)
2.坂根嘉弘氏(広島大学)「東アジアにおける地主小作関係と村落社会―信頼と協調―」
- 鄭浩瀾さんは、『中国農村社会と革命』慶応義塾大学出版会、2009年を出版されたばかりの新進気鋭の中国政治研究者です。
県以下の行政組織を欠いたまま歴史を刻んできた中国が、県以下の行政組織の整備を開始するのは1930年代に入ってからのことで、以来、1949年の中華人民共和国の成立をへて1950年代の人民公社設立に至るまで、激動の歴史を経験します。父系親族組織(宗族)を基盤としたあまり「まとまりのない」農村社会が、いかに急速に国家の行政機構の中に組み込まれていったかを知ることは、1978年の改革開放以後の中国社会を考える上でも欠かせない重要事項だと考えられます。
当日は、そのあたりのお話をうかがい、質疑応答の時間をたっぷり設けて、中国農村社会構造に対するわれわれの理解を深めたいと考えております。
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- 坂根嘉弘さんは、ご著書『日本伝統社会と経済発展』をまもなく(12月15日)出版されます。当日のご発表は、その本の中の1つの章を中心にされる予定で、日韓中の興味深い比較研究の一端について議論したいと考えております。
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- G-COE国際シンポジウム2011「持続型生存基盤研究の展開-アジア・アフリカからの発信」
- 日時:平成23年12月4日(日)~6日(火)
- 場 所:京都大学稲盛記念館3F会議室
- G-COE 第43回パラダイム研究会「成果の発信に向けて―第3巻と第5巻の研究成果より」
- 日 時: 2011年11月28日(月) 16:00-
- 場 所: 京都大学東南アジア研究所・稲盛記念館3F小会議室Ⅰ
- プログラム:
- 報告1:「生存基盤指数とそのインプリケーション」
佐藤孝宏・和田泰三(CSEAS)
報告2:「グローバル・ヘルスの展開とケアの倫理」
西真如(CSEAS)
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- G-COE第42回パラダイム研究会「留学生による研究成果報告会」
- 日 時:2011年10月17日(月) 16:00-
- 場 所:京都大学稲盛記念館3F中会議室
- プログラム:
- 1. 報告 (16:00-)
- 報告(1)
Mohammad Najmul Islam
"Coping Strategies from Flood and River Erosion Hazard Risks on Char
(Island) Livelihood within the Padma Riverine Area in Bangladesh"
コメント:河野泰之(京都大学東南アジア研究所教授)
- 報告(2)
Haris psf Gunawan
"Peatswamp Forest and Restoration Experiments to Promote the Local
Community Livelihood and Ecosystem Services Functions in Riau
Biosphere Reserve, Indonesia"
コメント:小林繁男(京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科教授)
- 報告(3)
Hakimi Shafiai
"Islamic Finance for Agricultural Development: Theoretical and
Practical Considerations, With a Special Reference to Activation of
Idle Land in Malaysia"
コメント:小杉泰(京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科教授)
- 2. 総合討論 (16:45-)
- G-COE第41回パラダイム研究会 「生存基盤の歴史的原点を問う―第1巻第1編の成果の検討」
- 下記のとおり、第41回パラダイム研究会を実施します。今回は、「生存基盤の歴史的原点を問う」として、非常に長いタイムスケール(地球環境史/生命の歴史/人類史)のもとで、人類の生存について考える内容となっています。大学院生・若手研究者にとっても、ふだんフィールドで接している人たちの「生存基盤」について、より大きな視野から捉え直す機会になるかと思います。奮ってご参加下さい。
今回の研究会では、「生存基盤論講座」(GCOE最終成果出版)の第1巻1編を執筆される脇村先生、斎藤先生、松林先生からそれぞれご報告を頂いたうえで、杉原先生、田辺先生にコメントをお願いしています。第1-6巻の執筆者の皆さまには、「生存基盤」の射程について理解を共有するためにも、ぜひともご参加頂きますようお願いします。プログラムは次の通りです。
- 日 時:2011年9月12日(月) 16:45-
- 場 所:京都大学稲盛記念館3F中会議室
- プログラム:
1. 第1編の成果 (16:45-17:30)
「地球環境史における生存基盤と熱帯(第2章)」
脇村孝平(大阪市立大学教授)
「人類史における最初の人口転換(第3章)」
斎藤修(一橋大学経済研究所客員教授)
「人間の生存基盤と疾病(第4章)」
松林公蔵(京都大学東南アジア研究所教授)
- 2. コメント (17:30-18:00)
杉原薫(京都大学東南アジア研究所教授)
田辺明生(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科教授)
- 3. 総合討論 (18:00-)
- G-COEイニシアティブ2研究会
- 下記の研究会を稲盛財団記念会館小会議室Ⅰで開催します。
ご多忙のことと存じますが、ぜひご参加ください。
- 日 時:2011年8月9日(火)15:00~
- 場 所:京都大学稲盛財団記念会館 小会議室Ⅰ
- タイトル:二次的植生の成り立ちと社会-東南アジアの事例-
- 趣 旨:
人為介入のもとに成立する二次的植生(あるいは人為植生)には、時空間に応じた多様なバリエーションがみられる。継続的に利用されてきた各地の二次的植生が環境保全の文脈から脚光を浴びている現在、この植生のバリエーションが創出される機序を地域社会の文脈から多角的に解明していくことが、ますます重要な課題となっている。
今回の研究会では農学研究科の神崎護氏とアジア・アフリカ地域研究研究科の佐々木綾子氏をお招きし、東南アジアにおける二次的植生の形成や成り立ちと人為との相互関係について生態学と地域研究という異なる視点からご発表いただき、討論する。
- プログラム:
15:00-15:10 趣旨説明
15:10-15:50
報告1 神崎護(京都大学農学研究科・教授)
「東南アジアの森林景観と人為インパクト」
16:00-16:40
報告2 佐々木綾子(京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科・研究員)
「タイ北部における林内チャ栽培を基盤とした生業体系」
Forested land-use system through tea cultivation in northern Thailand
16:40-17:00 総合討論
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- G-COEイニシアティブ2研究会
- 日 時:2011年8月3日(水)13:30~15:30
- 場 所:京都大学稲盛財団記念会館 中会議室
- タイトル:地域の植生の成り立ちと動態-アフリカの熱帯雨林地域とサバンナ地域の事例から-
- 趣 旨:
- 生業や生活にもとづく地域住民の介入をとおして存続する二次的植生(あるいは人為植生)には、時空間に応じた多様なバリエーションがみられる。継続的に利用されてきた地域社会の二次的植生が環境保全の文脈から注目を浴びる現在、この植生のバリエーションが生じる背景を多角的に明きらかにすることが、より重大な課題となっている。本研究会ではその点について、アフリカの熱帯雨林(カメルーン南東部)とサバンナ(ガーナ北部)という対照的な生態環境下にある地域社会を対象として、住民と自然との連続的な相互作用系に焦点をあてながら分析をすすめて、検討してみたい。
- プログラム:
- 趣旨説明
報告1 大石高典(京都大学アフリカ地域研究資料センター)
「熱帯雨林植生の多様性に関する生態学的理解と民俗分類の比較―カメルーン東南部の事例―」
報告2 友松夕香(東京大学農学研究科)
(仮)「シアとパルキアが作る農地林景観の成立要因とその動態―ガーナの事例―」
総合討論
- G-COE 第40回パラダイム研究会
- 日 時:2011年7月11日(月)16:00-18:10
- 場 所:京都大学稲盛財団記念館中会議室
- プログラム:
16:00-16:15
- 「大学院教育の取り組みと成果」
伊谷樹一(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)
西真如(京都大学東南アジア研究所)
16:15-17:30 「研究報告」
「近現代イスラーム世界におけるパン・イスラーム主義運動と持続型生存基盤の構築」
平野淳一(千葉大学)
「タンザニアのサンダウェ社会におけるニセゴマ利用とその社会的意義」
八塚春名(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)
「木材からみる持続的な生態資源利用―インドネシア・フィリピンの事例から」
鈴木遥(京都大学東南アジア研究所)
17:30-17:50
- 「大学院教育改革支援プログラムの取り組みと成果」
金子守恵(京都大学人間・環境学研究科)
17:50-18:10 総合討論
- 第9回ジャカルタ都市研究会
- 日 時:平成23年6月28日(木) 15:00~17:30
- 場 所:総合地球環境学研究所(地球研)セミナー室1・2
〒603-8047 京都市北区上賀茂本山457-4
*アクセスは http://www.chikyu.ac.jp/rihn/access/index.html
- 主 催:地球研「メガシティが地球環境に及ぼすインパクト」プロジェクト
(通称:メガ都市プロジェクト 代表:村松伸)
http://www.weuhrp.iis.u-tokyo.ac.jp/chikyuken/
京都大学東南アジア研究所GCOEプログラム
「生存基盤持続型の発展を目指す地域研究拠点」
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
- 講 師: ヤヒャ・アンディ・サプトゥラ氏(ブタウィ文化研究所研究員)
- テーマ:ジャボデタベック(ジャカルタ首都圏)の人々のローカル・ノレッジとその変遷
*当日はインドネシア語(日本語の通訳あり)での発表になります
- コメンテーター:松尾大氏(元大阪外国語大学インドネシア語学科教授)
- 発表の概要:
ジャボデタベックと呼ばれるインドネシアのジャカルタ首都圏に住むブタウィ人は、自らの規範や慣習を内包した社会を発展させてきました。それはブタウィ人同士や周囲の環境との関係を調整し、生活の安定や秩序をつくり出しています。その中には熟成されたローカル・ノレッジがみられ、助け合い(ゴトン・ロヨン)、川や池の保全、家の建設、集落の防犯、娯楽、精霊との対話など多岐にわたっています。しかし、都市化と開発がブタウィの人々を襲い、移転を余儀なくされ、集落がバラバラになり、ブタウィ社会の根幹が麻痺しようとしています。一方、20世紀末にブタウィのローカル・ノレッジに対する官民の意識が高まり、記録や保全活動、それらを支援する施設の建設が進み、2007年には立法措置もはかられました。このような取り組みは現在も続いています。
- 講師紹介:
Yaha Andi Saputra(ヤヒャ・アンディ・サプトゥラ)氏。インドネシア大学文学部歴史学科卒、現在はジャカルタのブタウィ文化研究所の研究員としてブタウィ文化の研究や教育活動に携わる。作詞や演劇などの多様な文芸活動にも取り組む。著書に/Uapacara
Daur Hidup Adat Betawi(ブタウィの通過儀礼)/(Wedatama Widya Sastra,2008)、/Profil
Seni Budaya Betawi(ブタウィの文芸)/(ジャカルタ観光文化局, 2009)のほか、小中学校の副読本などがある。
- 参考文献:
Tinia Budiati, /The Preservation of Betawi Culture and Agriculture in the
Condet Area/, in "Jakarta-Batavia, Socio-cultural Essays" (ed.
by Kees Grijns and Peter J.M. Nas), KITLV Press, Leiden, 2000
松尾大、『バタビアの都市空間と文学、近代インドネシア文学の起源』、大阪外国語大学学術出版委員会、1997
- 第39回パラダイム研究会
- 下記のとおり、第39回パラダイム研究会を実施します。今回は、過去の経験や現在の科学知によっては制御できない種類の「地球圏的な力」を前にしたとき、生存基盤の持続はどのように可能なのかという問題について、考える機会にしたいと思います。
地球圏的な力は、我々の生存基盤を一瞬で奪い去ると同時に、永続的な生存基盤を与える源泉でもあります。当日は下記プログラムの通り、地球圏と生存基盤の関わりについて問題提起を行い、その上で「インド洋津波後の復興」と「太陽エネルギーに依拠したエネルギーシフト」の話題を中心に、議論を行いたいと考えています。
- 日 時:平成23年6月20日(月)16:00-18:30
- 場 所:京都大学東南アジア研究所稲盛財団記念館中会議室
- プログラム:
- 16:00-16:15 問題提起 「地球圏の論理と生存基盤の持続」
杉原薫(京都大学東南アジア研究所)
16:15-16:25 問題提起 「人間圏の攪乱要因としての地球圏の力をどう見るか」
和田泰三(京都大学東南アジア研究所)
16:25-16:55 報告 「生存基盤として見た社会的流動性の高さ―インド洋津波後のアチェの事例から」
西芳実(京都大学地域研究統合情報センター)
16:55-17:25 報告 「太陽エネルギーに依拠したグローバルなエネルギーシフトの可能性」
篠原真毅(京都大学生存圏研究所)
17:25-17:45 コメント
清水展(京都大学東南アジア研究所)
木村周平(富士常葉大学環境防災研究科)
17:45-18:30 総合討論
G-COE 第38回パラダイム研究会「最終成果出版に向けて:第6巻の構想」
- 日 時:平成23年5月16日(月)16:30-18:30
- 場 所:京都大学稲盛財団記念館小会議室Ⅰ
- 趣 旨:
- 第6巻は『持続型生存基盤論ハンドブック』と題されており、G-COEの研究成果を次世代教育に結びつけることを目的としています。全体は、第1編「既存の学問から持続型生存基盤論へ」、第2編「持続型生存基盤論の眺望」、第3編「持続型生存基盤論グロッサリー」から成り立っています。今回はこの内、とくに第2編に焦点を合わせて、内容・形式の両面にわたって検討を加えます。G-COEの進捗状況に鑑みて、付け加えるべき項目がないのかといったことも合わせて考えたいと思います。なお、当日はアジア・アフリカ地域研究研究科・グローバル地域研究専攻・持続型生存基盤論講座の学生の参加も予定しており、教育現場からのフィードバックも期待したいと考えています。
- プログラム:
- 16:30-16:45:全体構想
「第6巻全体の構想」
東長靖(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科教授)
16:45-17:15:第2編の構想(各10分)
「第2編の構想:地表から生存圏へ」
石坂晋哉(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科客員研究員)
「第2編の構想:生産から生存へ」
西真如(京都大学東南アジア研究所特定助教)
「第2編の構想:熱帯から温帯へ」
佐藤孝宏(京都大学東南アジア研究所特定助教)
17:15-18:15:個別項目の検討(各20分)
「個別項目の検討(1):地表から生存圏へ」
河野泰之(京都大学東南アジア研究所教授)、コメント:石坂晋哉
「個別項目の検討(2):コモンズ」
生方史数(岡山大学環境学研究科准教授)、コメント:西真如
「個別項目の検討(3):発展径路」
杉原薫(京都大学東南アジア研究所教授)、コメント:佐藤孝宏
18:15-18:30:総合討論
G-COE 第37回パラダイム研究会「次世代のパラダイム創成に向けて」
- 下記のとおり、第37回パラダイム研究会を実施します。今回は、次世代研究イニシアティブ報告会との共催になります。
- 日 時:平成23年4月18日(月)16:00-18:00
- 場 所:京都大学東南アジア研究所・稲盛財団記念館中会議室
- 注)同じ場所で14時から次世代研究イニシアティブ報告会を実施しますのでご参加下さい。
- プログラム:
佐藤史郎(東南アジア研究所・特定研究員)
「非西洋的国際関係論の再検討―アジア・アフリカ地域の視点から」
- 濵元聡子(東南アジア研究所・研究員(科学研究))
「〈被災地〉から〈かかわる場〉へ― 生存基盤が支える個人とコミュニティの復興再生の研究」
G-COE 次世代研究イニシアティブ報告会
- 下記のとおり、次世代研究イニシアティブ報告会を実施します。この報告会は、2010年度GCOE次世代研究イニシアティブ助成を受けた研究課題の進捗および成果について検討する目的で実施するものです。次世代研究イニシアティブは、GCOEの4つの研究イニシアティブ、もしくは「生存基盤持続型パラダイム」の創生に資する意欲的な研究に取り組む若手研究者の養成・支援を目的としたプログラムです。皆さまのご参加をお待ちしています
- 日 時:平成23年4月18日(月)14:00~
- 場 所:京都大学東南アジア研究所・稲盛財団記念館中会議室
- プログラム:
14:00-14:20
藤田素子(東南アジア研究所特定研究員)
「大規模プランテーションを含む景観における鳥類の多様性研究」
- 14:20-14:40
森拓郎(生存圏研究所助教)
「インドネシア木造住宅の生物劣化被害調査」
- 14:40-15:00
佐藤奈穂(東南アジア研究所・非常勤研究員)
「死別・離別女性のリスクに対応する社会関係」
- 15:00-15:20
竹田敏之(ASAFAS研究員)
「グローバル化時代における先端科学用語のアラビア語化」
- 15:20-15:40
討論
- 第36回パラダイム研究会「最終成果出版に向けて:第5巻の構想」
- 日 時:平成23年3月28日(月)16:00-18:00
- 場 所:京都大学東南アジア研究所・稲盛財団記念館3F 小会議室Ⅰ
- 報告者:
- 峯陽一(同志社大学)
佐藤孝宏(G-COE)
和田泰三(G-COE)
- 趣 旨:
生存圏の構成要素である地球圏・生命圏・人間圏は、その歴史的生成過程において「循環」「多様性」「自我と共感能力」という固有の論理を発展させてきた。生存基盤持続型の発展を実現するには、これまでの人間中心的な価値観から、3つの圏に固有の論理に配慮した価値観への転換が必要である。第5巻では、GNPや人間開発指数といったこれまでの開発指標におけるイデオロギーを批判的に継承したうえで、「持続型生存基盤パラダイム」を具現化する生存基盤指数を提案するとともに、その限界についても明示することで、これからの世界のあるべき姿を提示・検討する。
- プログラム:
- 16:00 報告1「第5巻の趣旨と構成」
佐藤孝宏(G-COE)
16:10 報告2 「第1編 既存指標の生成過程とその批判的継承(主章である第1章に関して)」
峯陽一(同志社大学)
16:30 報告3 「人間圏の指標化とその限界(第2編および第3編の内容について)
和田泰三(G-COE)
16:50 報告4 「地球圏・生命圏の指標化とその限界(第2編および第3編の内容について)」
佐藤孝宏(G-COE)
17:10-総合討論
司会:佐藤史郎(G-COE)
- グローバル環境問題をめぐる政策の動向と課題―地域社会との接合を目指して―
- 日 時:平成23年3月27日(日) 13:00-18:50
- 場 所:京都大学東南アジア研究所・稲盛財団記念館3階大会議室
- 趣 旨:
生物多様性保全や温暖化ガス削減といったグローバル環境問題をめぐる議論が、最近年、ますます活発化している。そこで立案される環境政策は、アジア・アフリカの地域社会に大きな影響をおよぼすマクロ状況として定着しているといっても過言ではない。しかし、マクロな環境政策と地域社会とのあいだには、環境保全を主題とするか、生活維持の立場から環境とかかわるか、といった乖離が潜在的に含まれており、それはしばしば両者の対立関係を生み出す要因となってきた。その反省から現在、環境政策の主流は、国連「ミレニアム生態系評価報告書」などに示されるように、地域社会で培われてきた人と自然のかかわりを認めつつ、環境保全の道を模索する方向へシフトしようとしている。しかしながら、その潮流が捉える人と自然とのかかわりとは、“伝統的でそれゆえ保全的な自然利用”という一面的なものに留まっている。人と自然とのかかわりは、現実には社会状況の変化にともなって変容しており、今後、その点をいかに捉えるか、また、そのうえでどのように政策立案者と地域住民との協働関係を構築していくかが重要な課題となっている。
本研究会では、まず、人と自然の多様なかかわりを重視した「順応的管理」や「生態系サービス」といった環境政策にまつわる最近のキー概念について明らかにする。そのあと、アジア・アフリカ地域における自然利用の実態に関する3つの事例を報告する。そして、以上を総合討論の場において相互に照らし合わせることにより、環境政策と地域社会における自然利用との接合の可能性について検討してみたい。
- プログラム: ※各報告は発表40分+質疑10分
13:00-13:10 趣旨説明 荒木茂(京都大学)
13:10-14:00 報告1 宮内泰介(北海道大学)「これからの環境保全―半栽培と順応的ガバナンス―」
14:00-14:50 報告2 佐藤哲(長野大学)「生態系サービス概念の可能性と課題―科学と地域の協働に向けた地域環境学ネットワークの取り組みをめぐって」
14:50-15:10 休憩
15:10-16:00 報告3 金沢謙太郎(信州大学)「サラワクの熱帯雨林とグローバリゼーション」
16:00-16:50 報告4 小坂康之(総合地球環境研究所)「【仮】ラオスにおける産米林の形成と利用」
16:50-17:40 報告5 平井將公(京都大学)「セネガルのセレール社会における農地林の利用―アクター間の交錯に着目して―」
17:40-17:50 休憩
17:50-18:50 総合討論
※懇親会(研究会のあと懇親会の場をご用意させていただきます。ぜひ、ご参加ください。)
- 主 催:
・京都大学地域研究統合情報センター共同研究
「『仮想地球』モデルをもちいたグローバル/ローカル地域認識の結合」
・京都大学グローバルCOEプログラム
「生存基盤持続型の発展を目指す地域研究拠点」イニシアティブ2
- 英文による学術論文発表のための実践的ガイドライン
- 日 時:平成23年2月23日(水) 14:00~16:00
- 場 所:京都大学東南アジア研究所・稲盛財団記念館3F 小会議室II
- 主 催:グローバルGCOEプログラム 生存基盤持続型の発展を目指す地域研究拠点
- 演 者:ポール・クラトスカ氏(シンガポール国立大学出版局)
- Publication – in any language – requires strong material, but the writing
conventions within different scholarly traditions are not all the same.
To publish in English it is an advantage to meet the expectations of various
gatekeepers (acquisitions editors, journal editors and referees), and to
avoid common mistakes that reduce the chances that a manuscript will be
accepted.This presentation will provide suggestions for the conceptualization
and submission of English-language journal articles, and identify practices
that should be avoided.
- 論文執筆ならびに投稿のノウハウ、査読をクリアするポイントなど出版のエキスパートによる実践的ガイドライン
ポール・クラトスカ氏は、現在、シンガポール国立大学出版局編集長。Journal of Southeast Asian Studies、International
Journal of Asian Studiesなどの 編集に従事。
* 大学院生のみなさんも奮ってご参加ください。事前登録は不要です。
- G-COE 第35回パラダイム研究会「最終成果出版に向けて:第2巻の構想」
- 日 時:平成23年2月16日(水)18:00-20:00
- 場 所:京都大学東南アジア研究所・稲盛財団記念館3F 小会議室Ⅰ
- 趣 旨:生命圏の空間的多様性や歴史的変動の中で、人間は生命圏に適応し人間圏を形成してきた。その適応の過程には、多様性や循環といった生命圏の論理の中に人間の活動の歴史が刻印され新たな生命圏が絶え間なく生成されるプロセスと、地域社会が人類の知的財産としての技術と制度を介し、人間圏の論理の中に生命圏を内在化させてきたプロセスの双方を見出すことができる。本巻では、熱帯の地域社会の事例を題材に、生命圏と人間圏の新たな関係性について検討する。
- プログラム:
18:00 報告1「全体の構成」
柳澤雅之(京都大学地域研究統合情報センター)
18:15 報告2「地域社会がつくる生命圏の成り立ちと変容」
柳澤雅之
18:30 報告3「農村社会の発展径路」
河野泰之(京都大学東南アジア研究所)
18:45 報告4「生命圏と人間圏をつなぐ技術」
神崎護(京都大学大学院農学研究科)
- G-COE 第34回パラダイム研究会「最終成果出版に向けて:第4巻の構想」
- 日 時:平成23年1月24日(月)16:00-18:00
- 場 所: 京都大学稲盛財団記念館3F 小会議室Ⅱ
- 趣 旨:
最終成果出版に向け、第4巻の構想について検討します。第4巻は、リアウでの事例研究にもとづき、熱帯から見た生存基盤持続型の発展が、具体的な地域社会においてどのような姿を取りうるのか、地球圏・生命圏・人間圏の視点を融合した立場から論じます。当日はイニシアティブ3からの報告と他イニシアティブからのコメントに続いて総合討論を行い、第4巻と他の巻との連携・役割分担についても議論します。
- 報告者:
水野広祐(京都大学東南アジア研究所教授)
川井秀一(京都大学生存圏研究所教授)
藤田素子(京都大学東南アジア研究所特定研究員)
- International Seminar on Radically Envisioning a Different Southeast Asia:
From a Non-State Perspective
- This workshop addresses to what extent Southeast Asia can be reconceptualized,
researched, and rewritten, from a non-state-centered perspective. The principal
aim of the workshop will be to seek a radically different epistemological
approach by taking the state out of Southeast Asia. Professor James C.
Scott (Yale University), who recently published The Art of Not Being Governed
(2009) will also participate.
- The nation-state-centered perspective has long generated a center-periphery
dichotomy in the territory of the state, presupposing the spatially uneven
expansion of the nation. The geo-ecological juxtaposition between hills
and plains, has for instance, laid the basis for a societal model reinforcing
stark differences between these two niches in terms of their political
and economic status, agricultural modes, social mobility, civilization’s
worldviews, religion, and kinship systems.
- In this conventional binary view on Southeast Asia, the upland tends to
be a fixed passive periphery vis-à-vis river-mouth state formations. This
dichotomous model is an archetypal case of “lived essentialism” in Southeast
Asian scholarship (Scott 1999) and is regarded as problematic, as this
simplifying narrative neglects regional complementarity and dynamism constraining
scholarly analysis.
- What is the proto-typical social formation of Southeast Asia, where cultural
plurality, ecological diversity, and economic development predominates
beyond the confines of the state? Recent scholarship on Southeast Asia
has suggested that a state-centered view often fails to investigate the
dynamic responses emanating from the periphery and influencing the center
as well as active agents on the ground. The understanding of upland-lowland
interaction requires an alternative framework, which goes beyond a one-way
diffusionist treatment of power.
- The turn of the century has seen newly emergent scholarship in search of
a radically different Southeast Asian social formation that emphasizes
“non-state space”, “border zone,” “hill-plain continuum,” “colonial arc,”
and “Southeast Asian massif.” These concepts on the spatial configurations
of Southeast Asia all pose fundamental questions on the ways in which ethnographies
and historiographies of Southeast Asia have been produced and will be tackled
in our workshop.
- 日 時:平成23年1月18日(火)-19日(水)
- 場 所:京都大学稲盛財団記念館3階大会議室
- 共催:Asian Connections: Southeast Asian Model for Co-Existence in the 21st Century
Asian CORE Program, Japan Society for the Promotion of Science/ Planted
Forests in Equatorial Southeast Asia: Human-nature Interactions in High
Biomass Society Grant-in-Aid for Scientific Research (S)/ In Search of
Sustainable Humanosphere in Asia and Africa, Global COE Program, Kyoto
University,
- International Seminar on Rural Social Structure in Vietnam at Hanoi
- This is an announcement of an International Seminar on "Structure
and Dynamics of Village Community in Vietnam" at Hanoi in the coming
January 2011, jointly organized by Hanoi Agricultural University, Collaborative
Research on 'Comparative Study on Rural Social Structure in Asia' in the
Center for Southeast Asian Studies, Kyoto University (Leader: Dr. Masayuki
Yanagisawa, Center for Integrated Area Studies, Kyoto University), and
the Initiative 1 of Kyoto University G-COE Program 'In Search of Sustainable
Humanosphere in Asia and Africa'.
- 日 時:平成23年1月6日(木)
- 場 所: Hanoi Paradise Hotel (Hanoi City, Vietnam)
- プログラム:
9:30-10:10
- Koichi Fujita (Kyoto University), “Rural Social Structure in Asia in Comparative
Perspective”
10:10-10:40 Discussions
10:40-11:40
- Yoshihiro Sakane (Hiroshima University), “Family and Kinship System in
Vietnam”
11:40-12:10 Discussions
12:10-13:30 Lunch
13:30-14:30
- Takashi Okae (Policy Research Institute, Ministry of Agriculture, Forestry
and Fisheries, Japan),
- “Discussing Vietnamese Village Based on Yumio Sakurai’s Book ‘The Formation
of Vietnamese Village' and others”
14:30-15:30 Discussions
15:30-16:00 Business Meeting
Other participants:
- Masato Hiwatari (Hokkaido University),
- Kei Kajisa (National Graduate Institute for Policy Studies),
- Satoru Kobayashi (Kyoto University),
- Akihiko Ohno (Aoyama Gakuin University),
- Sumiaki Iwamoto (Tokyo Agricultural University),
- Tamae Sugihara (Tokyo Agricultural University), and Huu Khanh and other
participants from Hanoi Agricultural University.
- 問い合わせ先:藤田幸一(CSEAS)
- G-COE・イニシアティブ1研究会 「農業・森林の管理制度の広域アジア間比較―村落構造と歴史的発展径路」
- 日 時:平成22年12月23日(木・祝)13:30~16:30
- 場 所:京都大学稲東南アジア研究所・稲盛財団記念館小会議室Ⅰ
http://www.cseas.kyoto-u.ac.jp/about/access_ja.html
- プログラム:
13:30~14:10 大鎌邦雄(東北大学名誉教授)
「日本の自治村落と農村発展及び若干のアジア間比較」(仮題)
14:10~14:50 藤田幸一(京大東南アジア研究所)
「アジアの多様な農業と農村諸制度及び基盤にある村落構造」(仮題)
14:50~15:00 休憩
15:00~15:40 岩本純明(東京農業大学)
「日本の森林政策と村落構造及び若干のアジア間比較」(仮題)
15:40~15:20 生方史数(岡山大学)
「アジアの森林利用と管理制度の変遷過程」(仮題)
15:20~15:30 休憩
15:30~16:30 総合討論
- 問い合わせ先:藤田幸一(CSEAS)
- G-COE・第2パラダイム研究会
- 日 時:平成22年12月22日(水) 17:00-19:00
- 場 所:京都大学稲東南アジア研究所・稲稲盛財団記念館3F 小会議室Ⅱ
- 発表者: 橋本征二氏 (国立環境学研究所)
- 演 題:持続可能な発展(SD)指標のレビューとSD指標の枠組み試案
- コメンテータ: 湯本貴和氏 (総合地球環境学研究所)
*橋本先生のご報告の前に、佐藤孝宏氏と和田泰三氏による生存基盤指数に関するレビュー報告が行われます。
- 京都大学東南アジア研究所 共同利用・共同研究拠点「東南アジア史における交易網と中継港の役割」 京都大学グローバルCOEプログラム「生存基盤持続型の発展を目指す地域研究拠点」イニシアティブ1「環境・技術・制度の長期ダイナミクス」
第1回合同研究会
- 開催日:平成22年12月19日(日曜日) 11:00~17:30
- 場所:京都大学東南アジア研究所2F 東南亭
- プログラム:
11:00-11:10
趣旨説明 川村朋貴(富山大学)
11:10~12:40
研究報告Ⅰ 川村朋貴(同上) 「19世紀初頭の東南アジア域内貿易:ペナン、シンガポールを中心に」(仮)
コメント 宮田敏之(東京外国語大学)
コメント 島田竜登(西南学院大学)
12:40~13:40
昼食
13:40~15:10
研究報告Ⅱ 久末亮一(政策研究大学大学院) 「「帝国の時代」における香港とシンガポール- 二つの経済的要衝:その連動と分岐から見る経済圏 -」
コメント 太田淳(台湾中央研究院)
コメント 村上衛(横浜国立大学)
休憩(10分)
15:20~16:50
研究報告Ⅲ 柿崎一郎(横浜市立大学) 「東南アジア大陸部の外港~後背地関係の研究の可能性」(仮)
コメント 西村雄志(松山大学)
コメント 神田さやこ(慶応大学)
16:50~17:30
総合討論
*研究会終了後、近くで懇親会を開きますので、ぜひご参加ください。
- International Workshop: Changing Position of India in World Politics and
Security
- 日 時:平成22年12月14日(火) 15:00-18:00
- 場 所:京都大学稲盛財団記念館3階中会議室
- 主 催: KINDAS & G-COE Initiative 1 and 4)
*KINDAS (Center for the Study of Contemporary India at Kyoto University)
was launched on 1 April 2010 with the aim of furthering our understanding
of contemporary India through interdisciplinary studies.
- プログラム:
- 15:00-15:40
- Keynote Speech by Swaran Singh (Professor, Jawaharlal Nehru University)
- 15:40-16:15 Discussion
- 16:15-16:30 Break
- 16:30-18:00 Session: Security Issues of India
- 16:30-16:45
- Hiroki Nakanishi (Ph.D. Candidate, ASAFAS)
- “Rethinking U.S.-India Civilian Nuclear Cooperation Agreement: Trade-off
between India’s Right of Nuclear Test and Nuclear Cooperation”
- 16:45-17:00
- Shiro Sato (Researcher, CSEAS)
- “On the Possibility of Treaty of Non-First Use of Nuclear Weapons between
India and China” 17:00-17:15
- Tomoko Kiyota (Ph.D. Candidate, Takushoku University )
- “India’s Arms Procurement Policy: Equilibrium between Requirement of
Indigenous Production an Acquisition”
- 17:15-18:00 Discussion
- 問い合わせ:佐藤 史郎(CSEAS)
- 第7回 ジャカルタ都市研究会
- 日 時:平成22年12月7日(火) 14:00~16:00
- 場 所:京都大学人文科学研究所 本館4階大会議室
〒606-8501 京都市左京区吉田本町
*アクセスは下記ホームページの「アクセス」参照
http://www.zinbun.kyoto-u.ac.jp/
- 主 催:
- 総合地球環境学研究所 「メガシティが地球環境に及ぼすインパクト」プロジェクト(通称:メガ都市プロジェクト 代表:村松伸)
- http://www.weuhrp.iis.u-tokyo.ac.jp/chikyuken/
京都大学東南アジア研究所GCOEプログラム「生存基盤持続型の発展を目指す地域研究拠点」
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
京都大学人文科学研究所
http://www.zinbun.kyoto-u.ac.jp/
- 発表タイトル:「From Batavia to Jakarta and Jaobtabek (1619-1950), A Historicalintroduction
to the area of research」
「歴史のなかのバタヴィア」
- 講 師:レオナルド・ブリュッセ氏(オランダ・ライデン大学教授)
- コメンテーター:籠谷直人氏(京都大学人文科学研究所教授)
エファワニ・エリサ氏(インドネシア大学工学部建築学科講師)
- 開催概要:
今や世界的なメガシティになったインドネシアの首都・ジャカルタ。ビッグチャンスを求めて国内外から多様な民族・地域の人々が今も流入し続け、熱く沸き上がる都市の様相は訪れる人を呑みこんでいます。その喧噪と混沌の一方で、町のあちらこちらには、約400年前にオランダ東インド会社が交易拠点としてバタヴィアを建設して以来の、長い歴史の痕跡が幾重もの層になって顔をのぞかせています。人々の多様な生業と多様な文化を惹きつけてきた歴史を、インドネシアをはじめ東南アジア、東アジアの歴史の第一人者であるライデン大学のブリュッセ教授が、主に17世紀から19世紀までに焦点を当てて紐解いていきます。
- 講師紹介:
レオナルド・ブリュッセ氏(Prof. Leonard Blusse)ライデン大学文学部歴史学 科教授
研究分野は東南アジア・東アジアの前近代史、華僑史、日蘭交流史、世界史。
著 書にStrange Company, Chinese Settlers, Mestizo Women and the Dutch in VOC
Batavia (Foris Publications Holland, 1986)、Bitter Bonds, A Colonial Divorce
Drama of the Seventeenth Century (Markus Wiener Publishers, 2002)、Visible
Cities Canton, Nagasaki, and Batavia and the Coming of the Americans (Harvard
University Press, 2008)など多数。
- 問い合わせ先:
- 大学共同利用機関法人 人間文化研究機構
総合地球環境学研究所
担当:松田浩子 (プロジェクト研究員)
- 中国の環境問題と生存基盤 -公害,環境政策,生態移民-
- 日 時:平成22年12月3日(金) 14:00-18:30
- 場 所:京都大学稲盛財団記念館3階中会議室
- 主 催:京都大学地域研究統合情報センター複合共同研究ユニット「自然と人の相互作用からみた歴史的地域の生成」
- 共 催:京都大学GCOE「生存基盤持続型の発展を目指す地域研究拠点」イニシアティブ2班「人と自然の共生研究」
- 主 旨:近年,中国における環境問題やその政策が取り沙汰されています。しかしながら,これらの課題は地域の経済開発や民族問題とも密接に関連しているため,批判的な立場の研究や,海外の研究者による調査が難しく,その報告に関しても限られた側面のみが報告される傾向がありました。そのなかで,本研究会では,中国政府による環境政策に関して,現地調査を主体とした研究をおこなってこられた国内外の研究者をお招きして,中国における環境問題や環境政策に関する実情とともに,地域の人びとがそれらの政策によってどのような影響を受けているのかを報告して頂きます。なお,発表は日本語でおこなう予定です。
- プログラム:
14:00
- 挨拶:王柳蘭(日本学術振興会RPD,京都大学CIAS)
- 14:10-14:50
- 別所裕介(広島大学・平和構築連携融合事業(HiPeC) 研究員)
「チベット東縁部・黄河源流域の生態移民と民俗文化の行方」
- 生態移民とは,中国における開発や公害,環境保全政策に関連して,住民がこれまで生活してきた地域における土地や資源を利用できなくなり,生活地域の移動とそれにともなう生業変化などを求められている状況を指す。
- 14:50-15:30
- 児玉香菜子 (千葉大学文学部日本文化学科・助教)
- 「内モンゴル西部・黒河流域の生態移民と牧畜文化の行方」
- 本発表の目的は内モンゴル西部黒河下流域の「生態移民」の事例から,政策における生業観の相違,政策維持を支える政治構造を明らかにすることである。こうした構造に支えられ,今なお継続されている生態移民政策が牧畜文化および地域社会へ及ぼす影響と問題点を考察する。
- 15:30-15:45 ブレイク
- 15:5-16:25
- 張玉林(南京大学社会学系・教授)
「生態・環境災難の社会的分配と社会応対:中国山西省を中心に」
- 中国式の工業化による生態破壊と環境汚染は,はるかに「危機」のレベルを超え,実質的には自然に対する全面戦争として現れている。そのもっとも激しい戦場は,中国の「能源重化工基地」山西省である。本報告は,山西の生態環境災難とその地理・社会空間での分布状況,農村社会に対する影響,およびそれへの対応の仕方と問題点を詳細に考察することにある。
- 16:25-17:05
- 山田勇(京都大学・名誉教授)
「中国辺境域とアジア海域での生態資源利用の変遷に関わる中国人の役割」
- 1990年から2010年にかけてのチベット,雲南および四川の辺境域における生態資源利用の変遷を追い,そこでの少数民族と漢民族の姿勢の違いについてまず述べる。つぎに,アジア海域世界のなかで,沈香や南海産物に関与する中国人の生活とネットワークに関しての調査結果を踏まえ,市場開放後の中国の動きがいかに辺境域を攪乱してきたかをあとづける。そして,こういった現状にも関わらず伝統的生活様式を守り続ける人々の動きについてまとめる。
- 17:05-17:20 ブレイク
- 総合討論 17:20-18:30
- G-COE Initiative 1 International Seminar
Politics of ‘Non-Western’ International Relations from Asian Perspective
- 日 時:平成22年11月29日(月) 13:00~16:00
- 場 所:京都大学稲盛財団記念館3階小会議室(331号室)
- プログラム:
- 13:00 Opening
13:00-13:15
- International Relations as a Academic Hegemony for Asian Studies*
Shiro Sato (Researcher, Center for Southeast Asian Studies, Kyoto University)
- 13:15-13:45
- The Post-Western Turn in International Theory and the English School*
Josuke Ikeda (Post-doctoral Fellow, Kinugasa Research Organization, Ritsumeikan
University)
- 13:45-14:15
- Dangerous Liaisons? The English School and the Construction of a “Japanese”
IR
Chen Ching Chang (Assistant Professor, College of Asia Pacific Studies,
Ritsumeikan Asia Pacific University)
- 14:15-14:45
- A Critique of South Korean Methods of Constructing a Korean School in
IR
Cho Young Chul (Post-doctoral Fellow, Department of Political Science
and International Relations, Yonsei University)
- 14:45-15:00 Coffee Break
15:00-16:00 Discussion
- 問い合わせ:佐藤 史郎(CSEAS)
- G-COE第33回パラダイム研究会「最終成果出版に向けて:第1巻の構想」
- 日 時:平成22年11月12日(金)16:30-18:30
- 場 所:京都大学稲盛財団記念館3F 小会議室Ⅱ
- 報告者:「第1巻の全体構想と第2編、第3編のねらいについて」杉原薫(京都大学東南アジア研究所教授)/「地球環境史における生存基盤と熱帯」脇村孝平(大阪市立大学大学院経済学研究科教授)/「熱帯の生存基盤と世界」峯陽一(同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授)
- コメンテーター: 柳澤雅之(京都大学地域研究統合情報センター准教授)/水野広祐(京都大学東南アジア研究所教授)/速水洋子(京都大学東南アジア研究所教授)
- 第6回 ジャカルタ都市研究会
- 日 時:平成22年11月11日(木) 14:00~16:00
- 場 所:総合地球環境学研究所 セミナー室1・2
〒603-8047 京都市北区上賀茂本山457-4
*アクセスは http://www.chikyu.ac.jp/rihn/access/index.html
- 主 催:地球研「メガシティが地球環境に及ぼすインパクト」プロジェクト
(通称:メガ都市プロジェクト 代表:村松伸)
http://www.weuhrp.iis.u-tokyo.ac.jp/chikyuken/
京都大学東南アジア研究所GCOEプログラム
「生存基盤持続型の発展を目指す地域研究拠点」
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
- 講 師:エファワニ・エリサ氏(インドネシア大学工学部建築学科講師・地球研客員研究員)
- 演 題:Disparity Between Jakarta and Kyoto -The End of Public Spaces versus the
Celebration of Public Spaces
- G-COEイニシアティブ4研究会
- 日 時:平成22年11月1日(月)14:00-16:00
- 場 所:京都大学稲盛財団記念館小会議室Ⅱ
- 発表者: 佐藤奈穂(東南アジア研究所研究員)
- タイトル:「カンボジア農村における子と高齢者の世帯間移動の互助機能」
- G-COE 第32回パラダイム研究会
- 日 時:平成22年11月1日 16:00-18:00
- 場 所:京都大学稲盛財団記念館三階大会議室
- 報告者:速水洋子 (東南アジア研究所・教授)/西真如(東南アジア研究所・GCOE特定助教)/佐藤孝宏(東南アジア研究所・GCOE特定助教)
- コメンテーター:杉原薫 (東南アジア研究所・教授)
- 地域情報学プロジェクト「地域の発展過程の指標としての保健医療」
- 日 時:平成22年10月2日(土) 13:30~18:00
- 場 所:地域研究統合情報センターセミナー室
- テーマ:地域の発展過程の指標としての保健医療-時空間情報学の地域・健康・医療への展開-
- 主催:京都大学地域研究統合情報センター共同研究「地域情報学プロジェクト」/京都大学東南アジア研究所G-COEプログラム「生存基盤持続型の発展を目指す地域研究拠点」
/基盤研究(A)「医療地域情報学の確立:疾病構造に着目した計量的地域間比較研究」
- G-COE第31回パラダイム研究会 (第2パラダイム研究会との共催)
- 日 時:平成22年9月28日(火) 16:00~
- 場 所:京都大学稲稲盛財団記念館3F 大会議室
- 発表者:Nathan Badenoch (京都大学東南アジア研究所)
- 題目:One less butterfly, one less language - who cares? Considering biocultural
diversity and the future of governance
- G-COE イニシアティブ1国際セミナー
- 日 時:平成22年9月27日(月) 17:00-19:00
- 場 所:京都大学稲稲盛財団記念館3F 中会議室(332号室)
- 発表者:Dr. Scarlett Cornelissen (Professor, Department of Political Science, University
of Stellenbosch)
- 題目: Urban Space, Collective Memory and Identities in Post-apartheid South
Africa: Reflections from Cape Town
- 東南アジア研究所・地域情報学研究会
- 日 時:2010年9月8日(水)13:00-18:00
- 場 所:京都大学地域研究統合情報センター、稲盛財団記念館2階セミナー室 213室
- テーマ:実データ(史資料)にもとづく海域アジア交流の時空間ネットワーク」
- 共 催:海域アジア史研究会、京都大学地域研究統合情報センター・地域情報学プ ロジェクト、G-COE「生存基盤持続型の発展を目指す地域研究拠点」
- 内 容:
司会 貴志俊彦(京都大学地域研究統合情報センター)
[1] 趣旨説明
柴山 守(京都大学東南アジア研究所)
[2] 「17世紀トンキン・長崎間生糸貿易について」(仮題)
飯岡直子(シンガポール国立大学史学科)
[3] 「19世紀朝鮮・東アジアの華商活動」(仮題
石川亮太(佐賀大学経済学部)
[4] 「近代華人世界の再編―福建人を中心に」
村上 衛(横浜国立大学国際社会学研究科)
[5] 「海域アジア交流に関するデジタル化資料」
柴山 守(京都大学東南アジア研究所)
[6] 総合討論
司会 貴志俊彦(京都大学地域研究統合情報センター) コメンテータ桃木至朗(大阪大学大学院文学研究科)
- アフリカの半乾燥地域における地域社会の潜在力
- 日 時:2010年7月13日(火) 14:00~16:00
- 場 所:京都大学 東南アジア研究所 稲盛記念館3F小会議室Ⅱ
- 共催:G-COEイニシアティブ4、G-COEイニシアティブ2(人為攪乱研究会)
- 発表者1:平井將公(京都大学東南アジア研究所GCOE研究員)/「人口稠密地域における自然利用の技術と制度―セネガルのセレール 社会の事例」
- 発表者2:村尾るみこ(日本学術振興会特別研究員PD)/「ザンビア西部州における生計活動の再編―移動性の高い女性による 現金稼得から―」
- 第30回G-COEパラダイム研究会
- 日 時:2010年7月12日(月) 17:00-19:00
- 場 所:京都大学東南アジア研究所稲盛財団記念館3F 大会議室
- テーマ:「熱帯半乾燥地における生存基盤」
- 報告者:舟橋和夫 (龍谷大学社会学部)/伊谷樹一 (ASAFASアフリカ専攻)
- 第2回人為撹乱研究会
- 日 時:2010年7月7日(水) 15:00~17:00
- 場 所:京都大学東南アジア研究所稲盛財団記念館 3階小会議室(I)
- 主催: G-COEイニシアティブ2
- 話題提供者:谷 誠 氏(京都大学 農学研究科 森林水文学分野 教授)
- タイトル:山地河川の水流出量に対する森林利用の影響はどのように評価すべきなのか?
- 第5回 ジャカルタ都市研究会
- 日 時:2010年6月27日(日) 13:00~16:00
- 場 所:京都大学東南アジア研究所稲盛財団記念館 3階小会議室
- 主催: 地球研「メガシティが地球環境に及ぼすインパクト」プロジェクト (通称:メガ都市プロジェクト代表:村松伸)/京都大学東南アジア研究所GCOEプログラム
「生存基盤持続型の発展を目指す地域研究拠点」
- 話題:「インドネシア首都圏の不動産開発:スハルト体制期との連続性と変化」
- 講師:新井 健一郎氏(共愛学園前橋国際大学)
- コメンテーター:
- 村松伸(総合地球環境学研究所教授)
- 岡本正明(京都大学東南アジア研究所准教授)
- G-COE第29回パラダイム研究会
- 日 時:2010年6月21日(月) 16:00-18:30
- 場 所:京都大学 東南アジア研究所 稲盛記念館3F大会議室
- プログラム
- インドネシア共同調査報告会
- 16:00-16:10 全体報告(水野広祐)
- 16:10-16:40 バイオマスチーム(川井秀一・渡辺一生)
- 16:40-17:10 多様性チーム(鮫島弘光・藤田素子)
- 17:10-17:40 社会チーム(水野広祐・増田和也)
- 17:40-18:30 全体ディスカッション
- G-COE第2パラダイム研究会
- 日 時:2010年5月31日(月) 17:00~19:00
- 場 所:京都大学 東南アジア研究所 稲稲盛財団記念館 小会議室Ⅰ
- 発表者:
- 1.木村周平 (富士常葉大学)
Thirty years of Natural Disasters 1974-2003:The numbers
http://www.cred.be/sites/default/files/ADSR_2008.pdf
http://www.emdat.be/old/Documents/Publications/publication_2004_emdat.pdf
- 2. 生方史数 (岡山大学)
Environmental Sustainability Index
http://sedac.ciesin.columbia.edu/es/esi/
- 3.佐藤史郎 (京大G-COE)
Governance matters VIII: Aggregate and Individual Governance Indicators,
1996-2008
http://papers.ssrn.com/sol3/papers.cfm?abstract_id=1424591
- G-COE第26回パラダイム研究会
- 日 時:2010年5月17日(月) 16:00-18:00 (その後懇親会あり)
- 場 所:京都大学 東南アジア研究所 稲盛記念館3F大会議室
- 『地球圏・生命圏・人間圏』書評会
- 評者:
谷誠先生(京都大学大学院農学研究科)
森林水文学、地域環境科学。森林における水循環と地域環境との関係を、葉、単木、群落、斜面、小流域、山岳といった様々な空間的スケールにおいて解明する研究に取り組む。論文に、「水の循環における森林の役割」(太田誠一編『森林の再発見』京都大学学術出版会、2007年、133-183頁)など。
- 池谷和信先生(国立民族学博物館)
文化人類学、人文地理学。熱帯の狩猟採集文化に加えて、家畜飼育文化の変容に関する比較研究、地球環境史の構築に関する研究といった、幅広い研究テーマに取り組む。編著書に、『地球環境史からの問い-ヒトと自然の共生とは何か』(岩波書店、2009年)など。
- G-COEイニシアティブ4 「親子のつながり」ワークショップ
- 日 時:2010年5月15日(土)13:00~18:30
- 場 所:京都大学稲盛記念会館3階 中会議室
- プログラム:
- 13:00-13:10 趣旨 速水洋子 (京都大学)
13:10-14:00 植野弘子 (東洋大学)
「娘に何を期待するのか――漢民族社会における親子のつながり再考」
14:00-14:50 高田 明 (京都大学)
「転身の物語り:サン研究における「家族」の復権」
休憩
15:10-16:00 宇田川妙子 (国立民族学博物館)
「親子関係の複数性という視点:イタリアの事例から」
16:00-16:50 岩佐光広 (国立民族学博物館)
「親子関係の長期的展開――ケア論と親族/家族論の相互検討を通じて」
16:50-17:40 鈴木伸枝 (千葉大学)
「トランスナショナルな家族とジェンダー関係の素描
- ~フィリピン移住者研究の状況と今後の展開~(仮題)」
17:40-18:30 ディスカッション
*発表時間に、質疑応答も含めます。
- 趣 旨:
少子高齢化がグローバルに進行し、人々の移動と生活の流動は激しくなり、新しい関係性やライフステージが生まれ、情報や(生殖を含む)技術も錯綜しつつ発展し、権力の様態もますます多元化していく中で、従来の家族や親族のつながりそのものが変容し自明ではなくなっている。ここでは生―権力に抗して人の繋がりとは何かを、親子のつながりを中心に再考する。親族理論の根幹にあった関係性を再考し、現代社会の諸相のもとで新たに生起しつつある事象に民族誌的なアプローチを交差させ、「生のつながり」の核となる関係性として、生殖やケアを介した世代間のつながりとしての「親子」のつながりの新しい見方、新しい局面に焦点をあてる。親から子、そして子から親へと展開する人の一生の中での親子関係の展開とそこに生じるケアの問題、そして、国際結婚をめぐる親子関係とを対象とする場合などにおいて、どのような問いが想定されるだろうか。親族研究における親子関係の理解をどのように新しく構成しなおせるかを問う。
- 問い合わせ先:速水洋子 (CSEAS), 西 真如(CSEAS)
- G-COE 第2パラダイム研究会の趣旨と生存基盤指数
- 日時: 2010年4月26日(月)16:00-18:00
- 場所:京都大学 東南アジア研究所 稲盛財団記念館3F中会議室
- 発表者:
- ・佐藤孝宏 「第2パラダイム研究会の趣旨と生存基盤指数」/和田泰三 「生存基盤指数をどのように構築するか?Disability Adusted
Life Expectancy(DALE)と生活機能評価の視点から」 /西真如 「生存基盤指数の可能性:個々人の潜在能力から人格間の関係性へ」
- コーディネーター:杉原薫(CSEAS)
- G-COE 第27回パラダイム研究会 「持続型生存基盤パラダイムの構築に向けて」
- 日時: 2010年4月19日(月) 16:00~18:00
- 場所:京都大学 東南アジア研究所 稲盛財団記念館3F大会議室
- プログラム:
- 1. 杉原 薫 「持続型生存基盤論研究の課題と方法:最終成果に向けて」 /2. 藤田幸一(イニシアティブ1)/ 3. 柳沢雅之(イニシアティブ2)「地域研究から見る生態史」
/4. 水野広祐(イニシアティブ3) /5. 速水洋子(イニシアティブ4)「親密圏からの人間圏再構築」 /6. 佐藤孝宏(第2パラダイム研究会)「第2パラダイム研究会と生存基盤指数の構築」/
7. ディスカッション
- 司会:西真如 (G-COE)
- G-COEイニシアティブ4研究会
- 日時: 2010年4月19日(月) 13:30~15:00
- 場所:京都大学 東南アジア研究所 稲盛記念館3F小会議室
- 報告者:島田周平(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科 教授)
- 話題:「地域紛争と環境問題:ナイジェリア産油地域で起きていること」
- コメンテーター:1)佐藤史郎(東南アジア研究所GCOE特定研究員)/2)佐川徹(日本学術振興会特別研究員PD)
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