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Center forSoutheast Asian Studies Kyoto University

研究プロジェクト

科研費プロジェクト

「中国の台頭と東南アジアの政治社会的変容―国際関係、トランスナショナル、社会―」
研究代表者:ハウ、カロライン・S

研究概要
日本経済研究センターの世界経済長期予測(2007) によれば、中国の経済規模は、2000年の購買力平価 ドルベースで、2020年には米国の経済規模を凌駕し、 日本の経済規模の4倍になるという。こうした中国の 経済的台頭は、世界的にも、地域的にも、力と富の分 布を大きく変化させる。ではそれは東南アジアにおい てどのような意義をもっているのか。本研究は中国の 台頭による東南アジアの政治・経済・社会・文化の変化 を、中国と東南アジア諸国の国際関係の変容(中国の 対東南アジア政策、東南アジア各国の対中国政策)、 中国からヒト・モノ・カネがあふれ出すことでおこる 東南アジアのトランスナショナルな変容(特にこの地 域に流れ込んでくるヒトとカネの動き)、そして東南 アジアの華人社会と華人の政治的地位の変化(特に新 しいタイプのAnglo-Chineseの台頭)、この三つの視 点から検討することを目的とする。