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スタッフ紹介スタッフ紹介藤田 幸一 (ふじた こういち)
現在の研究関心
バングラデシュのジョムナ川のチョール(中州)で生活する人々の調査に出かける著者<2008年9月撮影> 南アジアや大陸部東南アジアを中心に、主として農村ミクロ調査により、その社会経済の構造や変容の解明に努力してきた。これまでフィールドとしてきた地域は、バングラデシュやインドの西ベンガル州、ミャンマーのエーヤーワッディ川下流域など大河川デルタ地帯から、インドのタミルナードゥ州やマンダレー周辺の上ビルマなど乾燥・半乾燥地帯、ミャンマーのシャン州、ラオスの北部山地やボロベン高原、あるいはインドのシッキム州など山岳地帯まで、多様な生態系に広がっている。
これらの地域の農村では固有の生態系に適応した農業が長く営まれ、地域性豊かな社会・経済生活が営まれている。と同時に、近年のグローバリゼーションや経済発展とともに、農業の商業化、非農業セクターの発展や出稼ぎの増加など、その社会経済は急速な変容を余儀なくされている。これらを総合的に解明するのが、社会科学の視点から農村をみるわたしの仕事である。
また、最近、農業集落の「社会構造」を東アジア(日本、朝鮮、中国)、東南アジアから南アジア、中央アジアにまで至る「広域アジア」の中で比較検討する新しいプロジェクトを開始した。日本のムラや東南アジアの「ルースな」村などを広域アジアの中でとらえ直す貴重な機会となるであろう。乞う、ご期待。
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