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スタッフ紹介スタッフ紹介HAU, Caroline Sy(ハウ・カロライン・S.)
現在の研究関心
フィリピンの「国民英雄」マリアノ・ポンセ(和服の人物)と孫文、横浜のポンセの自宅にて、1899年頃 主として二つの研究を行っている。その一つはフィリピンにおける「華人・華僑問題」の歴史と政治についての研究であり、これについては現在、本にまとめている。本研究においては、フィリピンにおいて「中国人性Chineseness」が過去100年にわたり、いかに構築され、交渉されてきたか、これを文学、映画、大衆文化、学術的研究、公共政策等の検討を通して明らかにする。フィリピンにおける「中国人性」は、この20~25年、東アジアの地域統合と地域化の進展するなかで大きく変容しつつある。では、どう変容しているのか、これが本研究の主眼である。
もう一つの研究はアジア主義の「考古学」的研究である。本研究においては19世紀末以来のアジア主義の系譜を辿り、そのネットワークとイデオロギーを分析することを主たる課題とする。日本でアジア主義といえば、日本を中心としたアジア主義の思想と運動の研究が主たるものとなっている。しかし、アジア主義はすぐれて地域的性格をもった運動であり、そのイデオロギーも反帝・反植民地の革命的アジア主義から大東亜共栄圏に典型的に見られる覇権的アジア主義まできわめて多岐にわたる。本研究はアジア主義のこうした複雑で多面的な性格を正面から捉え、その地域的性格の記述と分析にネットワークの言語が有効であることを示す。
過去の研究活動は「アーカイブ」の「スタッフ紹介」をご覧下さい >>> 平成23年度活動記録著者・論文等 | 研究プロジェクト | フィールド調査 | 研究会・セミナー |
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