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スタッフ紹介スタッフ紹介小泉 順子(こいずみ じゅんこ)
現在の研究関心
プラドゥーソンタム寺(アユタヤー)〈2003年4月 小泉撮影〉 歴史叙述と史料批判という問題関心から、18世紀末から20世紀初頭におけるシャム(タイ)の政治、経済、社会を、地域間・地域内関係や権力の重層性、ジェンダー、植民地主義、ナショナリズムなどのファクターを織り込みつつ実証的に検討して、所謂前近代から近代に至る時代のシャムについて、新たなる歴史像や課題の提起を試みてきた。主たる研究領域は、相互に関連する下記に大別される。
まず、市場/社会/国家の相互関係の実態に関わる領域。第二に、ヒストリオグラフィやジェンダーなど方法論に関わる領域。そしてグローバル化の中で顕在化するポピュラーカルチャーにおける歴史表象の問題。さらに、自らの研究活動やそれを取り巻く日本の学術の様相を歴史化すべく、地域研究の歴史的検討も開始しつつある。
過去と現在を切り結ぶところから思索を重ね、同時代の複合的・包括的な視野をもって、自らの視角や位置づけの相対化を可能にする歴史研究を模索していきたい。
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