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Center forSoutheast Asian Studies Kyoto University

スタッフ紹介

スタッフ紹介

矢嶋 吉司 (やじま きちじ)

  • 地域研究情報ネットワーク部
  • 実践型地域研究推進室
  • 特任研究員
  • 住民参加型農村開発、農村コミュニティ開発、熱帯農学
  • 鳥取大学農学部,1991.
    京都大学博士(農学) 1999.

現在の研究関心

  1. 在知の知恵・伝統文化と集落文化資料館
  2. Environment Coping Forum
  3. 住民参加型地域社会開発

ラオス国立大学農学部 ラオ農民伝統農具博物館

これまで、バングラデシュをフィールドに行政と住民の連携による住民参加型農村・地域社会開発の実践研究を行ってきた。この経験をとおして、経済的な豊かさを目指し、生活様式の近代化を推進する既存の農村開発パラダイムは、一方では、森林減少や農地荒廃などの環境悪化や、農村から都市への人口移動などの問題を引き起こしていると実感した。
農村開発研究の分野では、研究者がモニター役として参加することは、今や一般的な傾向であるが、研究者自身がモニター役から一歩踏み込み、実践者とともに事業に参画し、実践を「客体」としてではなく「主体」として分析する実践型地域研究、農村が抱えている問題の克服という実践課題に積極的に応える地域研究など、開発研究における新しい試みを現在の研究課題としている。
具体的には、ラオス国立大学農学部などと協働での伝統的な文化保全と農村社会振興、バングラデシュやネパールのNGOsとの連携のもとでの在知の知恵による環境保全と地域社会振興、滋賀サイト型機動研究「在地と都市がつくる循環型社会再生のための実践型地域研究」などの実践研究をとおして新しい持続可能な社会をもたらす農村開発パラダイムを創造したいと考えている。