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スタッフ紹介スタッフ紹介石川 登(いしかわ のぼる)
現在の研究関心
東マレーシア、サラワク州北部の貯木場。スケーラーと呼ばれる地元のダヤックやインドネシア人労働者によって丸太の測定が行われる(2000年9月13日石川撮影) フィールドワークによって知ることのできる人々の生活とこれをとりまくマクロな社会動態の結びつきに注意をはらうこと、そのために可能なかぎり歴史を意識すること、この二点を基本的な研究姿勢としている。
『境界の社会史――国家が所有を宣言するとき』(2008)とBetween Frontiers: Nation and Identity in a Southeast Asian Borderland (forthcoming) では、ボルネオのマレーシア/インドネシア国境における国家空間の変容を考察し、国際プロジェクトFlows and
Movements in Southeast Asiaでは、東南アジアにおける社会的流動に着目し、トランスナショナリズムへの新しいアプローチを追求している。
グローバリズムと国家の関係を考察したDislocating Nation-States: Globalization in Asia and Africa(2005)に続き、現在はグローバル・エスノグラフィならびに複眼的地域研究の実践を試みている。サラワク州北部の流域社会史、木材の商品連鎖、「自然」と「非自然」の境界策定などが現在の関心である。
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