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スタッフ紹介スタッフ紹介河野 泰之 (こうの やすゆき)
現在の研究関心
毎年、中国科学院研究生院(大学院)で集中講義を行っている。中国各地から集まってくる若者たちと、地域の環境と社会に立脚した視点について考える1週間である 主たる研究関心は、生業・生活における土地・水資源の利用と管理であり、その実践レベルでの技術、組織、制度と、国レベルの制度・政策やグローバルな開発トレンドとの相互作用である。これまでに紅河やメコン川、チャオプラヤ川、イラワジ川のデルタ地帯、タイ東北部やミャンマーのドライゾーン、インドのデカン高原などの平原地帯、東南アジア大陸山地部、さらに近年はタイ南部の沿岸域などの多様な生態環境を対象として調査研究を重ねてきた。
現在、取り組んでいる課題は、以下の通りである。
第一は、東南アジアの農業・農村の発展経路である。東南アジアの農業・農村がどのような生態環境と歴史的経験によって形成されてきたのかを明らかにしようとしている。
第二は、土地利用と土地管理の枠組み作りである。農業生産や環境保全など、さまざまな利用目的が土地において競合している。地域社会が蓄積してきた知恵を生かし、多目的で多層的な土地利用を実現する技術、組織、制度を見出さなければならない。
第三は、熱帯環境の潜在力についてである。豊富な水・熱循環と旺盛なバイオマス生産を評価し、地球社会全体を視野に入れた熱帯環境の利用体系の構築を目指している。 過去の研究活動は「アーカイブ」の「スタッフ紹介」をご覧下さい >>> 平成21-22年度活動記録
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