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スタッフ紹介スタッフ紹介岡本 正明(おかもと まさあき)
現在の研究関心
インドネシア・マドゥラ島における村長(右から3人め)との記念撮影。普段から山刀を携帯しているこの村長は、村の治安をあずかり、博徒としても有名であり、昔の日本のやくざを思わせる 権威主義的なスハルト体制崩壊後に政治的不安定に陥ったインドネシアが政治的安定を再び実現している理由について、地方政治に焦点をおいて研究している。既存研究は民主的・分権的インドネシアにおける汚職問題などばかりを指摘しがちで、同国が政治的不安定を克服した理由を説明していない。
私は次の二つの理由があると考えている。①アイデンティティの政治が政党自由化や自治体新設などで制度的に回収されたこと。②政治不安の時代に暴力の行使を躊躇しなかった集団やイスラーム急進派が民主的政治ゲームに参加して穏健化し始めたこと。現在はこうした点を実証的に検証している。
他には、東南アジアのセキュリティ民営化に関心がある。冷戦崩壊後、東南アジアでもセキュリティの民営化が進んだ。とりわけスハルト体制崩壊後のインドネシアには、数多くの、そしていろいろなタイプのセキュリティ・プロバイダーが登場した。こうした組織や集団がどのように社会経済変容に適応して成長を遂げようとしているのか、またどの程度まで政治参加をもくろんでいるのかを少しずつ調査している。
過去の研究活動は「アーカイブ」の「スタッフ紹介」をご覧下さい >>> 平成21-22年度活動記録著者・論文等 | 研究プロジェクト | フィールド調査 | 研究会・セミナー | データベース |
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